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色々とサボってきた人生だけど、サボってたときにやってたことが結局自分の核ですよ。

最近良い天気でうれしい。
「良い天気」というのは私の中では高気圧の快晴です。曇りを「良い天気」と言えるほど成熟してる人間じゃないんだ私は。

良い天気好きすぎて、ここ数日お金よりも良い天気の方が好きなんじゃないかと思い始めてきた。
社会に出始めた当初から思ってたけど、良い天気の日に室内で仕事してると本当に虚しく思う。なんでオフィスっていうのはあんなに無機質で身動きの取れない場所が多いんだろう。
会社の休憩室だって病院の待合室だってもっとスタバみたいになって良いじゃないか。

東京の高層階に出向させてもらってた時に、トイレの窓から見える夕日がもう本当にめちゃくちゃ綺麗でめちゃくちゃ虚しかった。

そよ風。
ここ数日のそよ風めっちゃ気持ちいい。

何して生きたいのか常に悩み続けてるウェルテルな私ですが、なんか毎日そよ風に当たる人生がいいなって昨日思い立ちました。

本題です。そろそろちゃんと本題に入ります。
一昨日も昨日も更新しようと思ってたのだが、数日前から頭痛に襲われて、これはきっと体の全体が石のように固まってしまっているんだ!と確信したので一昨日の仕事終わりに90分のマッサージに行ってきました。いや〜、めちゃくちゃ久しぶりに行きました。いい感じです。体。
それでもう眠くなっちゃったし体いい感じだし寝るか、と思ってお布団に潜り込んだはいいが、偶然某YouTuberたちのX戦争を見かけてしまって、なんか別に知ってはいるけど普段観ているわけじゃないのになんかこういうの見ると眠れなくなってしまって結局休日の朝のほうが常に寝不足だったりするよね。それでなんか、本当にずっと続くものとかなくて、安定してるように見えてても内側からヒビが入っていって崩壊するのはある日突然だったりするねと思ったり。某アイドル事務所も然り。

なんか。

久しぶりにnoteちゃんと書いてるから、書くの嬉しくなっちゃって何言ってんだか分かんない人になってる。

そういえばタイトルに戻って、サボるの語源って知ってます?


フランス語の"sabotage(サボタージュ)"だそうです。
最近知りました。

サボタージュなんですよ。私の今までの人生。

基本的に生来の天邪鬼なので、皆がこう、人生の分岐点に立って頑張っているところで私は常にサボタージュでした。(語呂が良いのでサボタージュをサボタージュ表現してますが、オリジナルの意味でのサボタージュとは全然違うんですという注釈です。)

高校3年のとき、皆がいそいそと受験勉強を始めはじめたタイミングで、ラーメンズにはまりました。1年の時に友達に見せてもらった千葉滋賀佐賀を二年後に突然思い出して調べたのがちょうど三年になりたてくらいの時だった気がする。(今思い出したけど、Twitterを始めたのも高3の時だったな)
受験に集中せねばと思いつつ、電車の中で問題集を開きながら耳と脳は全力でラーメンズしてました。

こうやって思い返すと色々やってんなあと思うが、カラオケ通いを始めたのもこの時ですね。カラオケに通い始めたきっかけは全く思い出せん。初めて一人で行った時のことも全然覚えてない。
ただもう高校生活は部活に生活を侵食されていたし、家に帰っても親との関係もMAXでよくなかったので、正直一人で安らげるタイミングが電車とか車の中とか自主練のランニング中に音楽を聴いている間くらいだった気がする。ちょっと盛ってるかもしれないけど。

そんなこんなで部活を引退してあまりにも有り余っていた体力の矛先がカラオケに向いてしまったのです。
言うても受験期なのでそれなりの背徳感に包まれながら、それまでの人生で数えるほどしかカラオケに来たことないくせに、とりあえず知っているような歌を5回も6回も歌って、一応の言い訳としてノートを開いておいて、カラオケの点数底上げに時間を費やしました。

いやあ、サボってますね。
こんなにサボってるけど、別に受験が嫌だったわけじゃないねん。
ただ部活から自分の時間が解放された瞬間に、自分の好きな方向がスッと見つかった気がする。

結局ラーメンズにははまり続けて今でもYouTube観てるし小林賢太郎さんのnoteもずっと購読していますし。受験期にはまったせいで大学に入ってお芝居をやりたくなって演劇サークルに入ってしまうし。

カラオケなんかずっと中毒です。高校3年から早10年経ってしまった。早い。浪人していた時にカラ禁してたのだが、1日だけ全く勉強しない夏休みを作って、ずっと行きたかったワンカラに行って6時間くらいドリンク1杯で歌い続けました。喉が死にました。
カラ禁してたので、たまに部屋でカラオケ用のYouTubeを観ながら小声で歌ったり。大学に入ってからは空きコマを見つけては一人でカラオケに行きました。はまりすぎてバイトしました。(向いてなかったのでもうやらないけど)

あと、映画。
浪人してたときに、梅雨の時期でめちゃくちゃ集中できない日があって、今日はもう終わりにしてなんか気分転換しよぜ!と思って向かった先が渋谷の独立映画館みたいなとこだった。当時特に映画が好きとか全く自覚が無かったので(子供の頃は苦手な音が多かったから映画館もそんなに好きじゃなかった)、なんで自分が映画館に赴いたのかもよく分からない。
ただなんかそこで「チョコレートドーナツ」という割と重暗い映画を観に行った。もっと気分転換になりそうなやつはなかったのか。
大学のときはお芝居をやってたのもあって映画はそれなりには観たけど、映画館には全く足を運ばずたまにTSUTAYAでDVDを借りるくらいだった。
映画館に行くの好きだなあと思い始めたのは社会人になってからかもしれない。社会人になってなんとな〜く映画館に通うようになってなんとな〜く好きかも、って思い始めてきたけど、自分が気づかなかっただけでずっと好きだったのかもしれない。意識し始めてしまった幼馴染的な奴だったかもしれない。映画って。副業でバイトしました。


さて、受験期もだいぶサボったけど、就活もだいぶサボりました。
サボったというか、してない。全くしてない。本当にしてない。ESがどういうものだか未だに知らないし、インターンってどうやって参加するのかも結局知らない。

なんとな〜く修士取って、なんとな〜く公務員にでもなるんかな、って思ってたけど、大学3年の夏休みに「あれ?働くの無理。大学院も無理。あれあれ?」となって、血迷った私は秋学期になって茨城の大学から東京のダンスボーカル教室に通い始めました。(金かかるのでカラオケのバイトを始めたわけなのだが)

そんなこんなで大学の友人たちに隠れつつ、またも背徳感に包まれながら歌って踊ってました。

(ちなみに就活というシステムは未だに身の毛がよだつほど苦手です。気持ち悪さすら感じる。一生やろうとは思いません)

卒論から逃げてカラオケに篭り、とはいえ完全初心者で人前に出るのも好きじゃないあたくしが歌って踊ってを仕事にしようと思うわけもなく、病みに病んだ末、大学4年の6月頃にふと「NYに行きたいな…」と突飛な考えが浮かんだわけであります。現実逃避の飛距離には自負のある私です。もちろん金もあるはずなく空想で終わるのだが。

そういえばだけど、このnoteを始めたのもその頃だなあ。
友人たちからも隠れ隠れ(卒業前に東京に引越してしまったのだ)、病みながら歌い踊ってるときにはきだめとして出会ったのがnoteだった。あれから5年経つがなんだかんだずっとはきだめとして使い続けてる。ありがとうnote。書き続けてたことが割と命綱になってる気がする。

そんなこんなで就活の代わりに歌い、院試の代わりに踊り、卒論の代わりにnoteを書いて大学4年の大晦日。
「やべえ。NYに行くしか将来ない。行けなかったらなんかもう人生どうでもいい」と急に思う。

親に言う。言い終わる前に反論が来る。
この時が人生最大の親子喧嘩だったと思う。
それまでは親に言い返したら一生終わらないということを知っていたので、何か言い返したいことがあっても目を瞑り、耳を閉じ、猫背になり、冬眠中の亀みたいな(亀って冬眠するのかな)姿勢で乗り切ってきた私だが、この時ばかりは「NY行けなかったら私の人生寝っ転がって終わりや」と思い込んでいたので(多分実際そうなってたかもしれない)年末年始年を跨いで喧嘩した。
精神科に行くことになった。
鬱じゃないのがわかったらいいよ、的なことを言われて、鬱じゃなかったので行けることになった。

NYにダンス留学に行った。

行って気づいたけど、大学4年の6月にふと「NY行きたい」と思った私の直感は今でも正しかったと思っている。

コロナが来て仕方な〜く帰国して仕方な〜く働き始めたのだが、大人になってからも「ああいやだ現実が」と思うとすぐカラオケに行ったりすぐ映画館に行ったりすぐ海外に行ったりしてしまう。
家に帰ると歌って踊っちゃうし、noteは書いちゃうしラーメンズは観ちゃう。

どれもこれも何故かスタートラインは後ろめたい気持ちの時なのだが、たぶんそういう時こそ自分の好きなものに気づくのよね。私の場合は大人になるまで自分が何を好きなのか分からなかったクチなので、「あらここは人生の岐路ですね。逃げましょう逃げましょう」となった時にはじめて自分が何をしたいのか分かるのかもしれない。

これからもちゃんとサボり道を開拓していきましょう。
やっぱり自分語りになると長くなってしまうね。



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