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タイポグラフィに魅せられて

この2、3年トートバッグにハマっています。
というか、タイポグラフィの美しさに魅せられて、気に入った文字列がプリントされているトートバッグを見つけるとすぐに買ってしまいます。

気付いたら家に30個近くのトートバッグが溜まっていて、毎日ノートPCを入れて仕事に向かっています。憂鬱な仕事のある日もトートバッグの文字列を見ると心が和みます。というか大袈裟ですが勇気づけられます。

特に気に入っているトートバッグはNYのCopper Hewitt の企画展のもの。

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フォントと大きさと配列が絶妙。ヘビーに使いすぎたら、薄汚れて、洗ったら色が薄くなって、みすぼらしいのにしつこく持ち続けています。

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次のお気に入りは
PARISの本屋さん、shakespeare and Companyのもの。
本屋だと分からないくらいの写真の転写プリントと、センター合わせのシンプルなロゴ配置とシェイクスピアのイラストが心を掴んで離しません。。

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そしてもう一つは
ロンドンのSaatch Galleryのもの。
ネオンカラーが目を引く上、大きめの文字のフォントが気に入っているのと、持ち手が太めなところも気に入っています。地味な色の洋服しか着ないから、カバンくらいはたまには派手な色でも良いよね…と自分に言い訳しながら使っています。

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ちなみに、タイポグラフィの美しさに魅せられた人は(言うまでもなく)私だけじゃなく、かの有名なスティーブ・ジョブス氏もその一人で、(母校でもないのに招かれたw)スタンフォード大学卒業式でのスピーチでも明かしています。

I learned about serif and san serif typefaces, about varying the amount of space between different letter combinations, about what makes great typography great. It was beautiful, historical, artistically subtle in a way that science can't capture, and I found it fascinating.

とジョブス氏は語り、異なる文字の組合せの文字間の隙間の変化や、素晴らしいタイポグラフィが、そんなに素晴らしくなるのか?を学び、そこには歴史があり、芸術的に繊細で科学で説明できない部分があることを知り、そこに魅せられたと言います。そして、その文字列の美しさに魅せられたジョブス氏はMacのコンピューターをデザインする時にその経験を注ぎ込んだそうです。

タイポグラフィ次第で、そのフレーズが重みを増したり、温かさや厳しさを帯びる。絵画的であり、記号でもある。その神秘に想いを馳せるのが私は好きです。

さて、先日ロンドンのお土産に「The Design Museum」のトートバックをいただきました。とてもシンプルで控えめで、私のお気に入りの1つにランクインしました。
そして近いうちにロンドンのデザインミュージアムに行ってみたいなと思っていたところ、

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日本にデザインミュージアムを作ろう!と声を上げている人たちの活動を知る機会がありました。

名前の知れている国や都市には大抵その国を代表するデザインミュージアムがあるのに、日本には存在しない、ということで、2012年に三宅一生・青柳正規両氏が声を上げたことをきっかけに、検討が重ねられてきたものの、途中なかなか前進しない時期もあり、2019年になり、各分野で活躍する日本を代表する若いデザイナーの方々を中心に再び活動が盛り上がり、どんなミュージアムをどこに作るのが良いのか?いや、そもそも物理的なミュージアムは必要なのか?どんな要素を含んだ場所であるべきか?が議論されています。

えーと、、、。
活動の本線とはズレますが、
まず、お伝えしたい!

「デザインミュージアム」のロゴデザインが何とも素晴らしく、もう、それだけで、この活動をどうにか実らせてほしい!と願ってしまいました。

「DESIGN MUSEUM JAPAN」という大文字の力強さと、文字と文字の絶妙な間隔、多少丸みを帯びたそのフォルムに魅せられました。

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こんなミーハー心というか軽いというかそんな想いで申し訳ないのですが、デザインの力で社会を少し楽しくしたり、滞っていた何かがスムーズになったり、会話が生まれたり、そんな些細なことで意外と人の心は救われたりするな、と思っていて。

私がトートバックを集めて、そのタイポグラフィを眺めながら仕事に行くことや、「DESIGN MUSEUM JAPAN」のロゴシールをPCに貼るだけでやる気が出るとか、そんなことからでも世界は変えられるんじゃないか?と信じて、この活動を応援したいと思っています。

あ、そんな感覚的な軽い想いと共に、「日本にデザインミュージアムができるとしたら、こんなミュージアムになると良いな」については真面目に思っていることがあります。

それは教育とビジネスとの連携です。

次の時代を担う世代が、デザインを通して、より自己肯定感を感じられる日本を実現できたらステキだな、と。

そのためには、
多世代・多業種がクロスボーダーに集うことができるHUBとなるリアルな空間とネット上の空間の両方があったら良いなと。

リアルな空間としては

異業種が交わうクロスボーダーな会話が生まれるコワーキング&イベントスペースで、企業や団体が主催するデザインをテーマにしたハッカソンやアイディアソンを定期開催して、採用されたクリエイターが実際に対価を得ながら、活躍できる場ができれば良いと思います。

ネット空間としては

デザイナーと企業のマッチング機能を内包したプラットフォームを作り、企業のPRキャンペーンや製品開発に、キッズやティーンが積極的に参加できる仕組みを作られたらステキだな、と思います。ブロックチェーンの技術を入れ、参加者にポイントやトークンを発行して展覧会の無料参加やデザイン雑貨と交換できるようにしたらさらに面白いかも…。

夢は膨らみます…。

ちなみに、デザインミュージアムを作ろう!の幹部メンバーの皆さんは2019年10月、一般社団法人Design-DESIGN MUSEUMを立ち上げられ、いよいよ夢の実現に向けて活動を本格化していくようです!

陰ながら夢の実現を応援していきたいと思います。

アイスクリップ

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関東在住、映画と展覧会のレビューを書きます。映画はハッピーエンドじゃないものメインで。