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『Wolf Walkers』

 初めまして&こんにちは、echobaroです。最近映画の話ばかりですが、どうぞお付き合いください(笑)
 今日観に行ってきたのは、ポスト・スタジオジブリや北欧のスタジオジブリと言われている「カートゥーン・サルーン」作成の『Wolf Walkers』です!予告編は↓からどうぞ(注:英語です!)

 この色合いと音楽、何よりキャラクターの動きを見てから「絶対に行く!!!」と決めていました。
 ストーリーは、オオカミハンターを父にもつロビンがある日森で不思議な少女と友達になります。その少女、メーヴは人間とオオカミが一つの体に共存し、かつ傷をいやす力をもつ【ウルフウォーカー】でした。彼女と親しくなる一方、護国卿の意志により街をより発展させ豊かにするために森を開拓しオオカミを駆逐する動きがあり…。という感じです。

人と自然とのかかわり

 子ども向けの映画ではありつつも、大人も十分楽しめます。というか、大人の方がいろいろ考えさせられることが多くて楽しめるかも。そういった点もポストスタジオジブリと言われる所以な気がします。
 オオカミと人との関わりが中心に描かれていますが、これは大きくとらえれば自然と人との関わりを描いていることでもあります。現代人が忘れてしまいがちな「自然に対する畏敬の念」を思い出させてくる作品です。
  また、個人的な話なのですが、現在ユヴァル・ノア・ハラリの『ホモ・デウス』(河出書房新社)で書かれているヒトと動物のかかわりが古代からどのように変化してきたのかという章を読んでいたところでした。そのため、本作品を通じて改めて古代の人々が自然に対して抱いていた気持ち、姿勢が多くの社会変化を経て変化し、自然を「支配する」ことに対して抵抗がない現代について改めて考えました。

 堅苦しい話になってしまいましたが、本当に美しく、そして「そう!アニメーションってこうだよね!」と思わせてくれます。あえて下書きの線を残すことで登場人物の心情を描いたり、その場に適した線の大きさ、影の書き方があり…。日本の「綺麗な」アニメーションとは違った「美しさ」が感じられると思います。
 最後に、なぜ「Walkers」と複数形のなのか。ここの謎に気づいたとき、めちゃくちゃ「Oh…」となると思います!!!私は映画館で「Oh…!」と言ってました(笑)

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました!またどこかでお会いしましょう٩( ''ω'' )و

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