飛び越えられる壁

今日も稽古でした。

何とも、すごいシーンとなってます...台本もすごいなぁ~と思ってましたけど、演出はそれを遥かに越えて、ドカーンという感じ。

いろんな立場から観える楽しいシーンでもあります。

最後に通しをしたのですが、

「あ、こんな短いの!?」


と。

それ位、一昨日から細かくやってます。
美術もですけど、気づくと所作が増えてるんですよね。それが日常的になっていくんだなぁと一人、思っています。


ほんの一年ちょっと前、こういう景色はどこにもあったと思うんです。

同僚とわちゃわちゃ話し合ったり、その場で集まって、にぎやかに楽しんだり...

マスクをしているのが普通になってしまった。
むしろしてないことの方が悪、とまで思われる今。

この場所が存在したら?

ここの人たちは?


偏見って、恐ろしいものです。

事実を歪めてしまう。
でも、それは別の面からは真実となる。

話し合えればいいのだけど、それもままならぬ時もある。

だけど理解できる、できないじゃない、腹を割って言葉を交わせた時、そういうものを飛び越えられるんだと、このシーンに触れる度に思うのです。


その為には、私は私を手放さないとならない。

癖、というのでしょうか。

これまではそれでも良かったけど、『甘い丘』を上演するには私は違う。

これが与えられた役、チャレンジであり、チャンスでもあるから、まだまだ挑みますわ。



【公演詳細】
2021年3月6、7日
愛知県豊橋市
とよはし芸術劇場 PLAT
市民と創造する演劇『甘い丘』


https://www.toyohashi-at.jp/event/performance.php?id=880








出会ってくれて、記事を読んでくれて、ありがとうございます。演劇をやっています、創るのも、立つのもです。良い作品を届けれるよう、日々やって参ります!