資本主義ってなんだったっけ? [ほぼ毎日書くコラム]

中学校の社会科の授業で、世界には資本主義と社会主義があると習った。日本は資本主義国家であるために自由競争が働き、メーカーは競うように高品質かつ多様な商品が開発する。その結果、消費者は質が高くて多様な商品から自分が好きなものを選べると教わった。

この時教わったことを心底痛感したのは、ウクライナを訪れた時だった。1991年まではソビエト連合の一部だったウクライナ、少なからず僕が訪れた2008年にはまだ社会主義の香りが残っていたように思う。市街地こそいわゆるヨーロッパの街並みという感じだったが、少し郊外に行くと立ち並ぶビルは計画されたように全て同じ形をしており、「効率を最優先したシムシティか?」なんてことを思ったのを覚えている。自由競争が働かないとこうなるんだ……なんてことに驚いたのだった。

あれから15年ほど、なんだか日本の街並みも社会主義っぽくなってきた気がしてしまう。どこの駅で降りても同じ形のビルが並び、駅ビルには同じ店が軒を連ねている。便利さの最大公約数をとり、最も利益が取れる形にデザインされた街並みが作られているって話なんだろうけれども、消費者である僕からしたら「おもんないな」って感じだ。

資本主義下では多様な商品を生み出される、これは「人によって欲しいものが違う」という大前提の上に成り立った考え方だ。
もしかして、この大前提がそもそも間違っているんじゃないかな、なんてことを最近考えている。人には「みんなが持っているから欲しい!」という心理(バンドワゴン効果って言うんですってね)も働くということを思えば、まあ当たり前かな、なんて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?