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リモートワークで走れなくなったあなたへ  ~心の劣化を防ぐ4つのリスク管理~

僕はこの3年間、なんとか週1~2回のペースでランニングを継続していました。ところが、リモートワークが始まったこの3週間くらい、どうも調子が出ない。生活全般について、モチベーションが上がらない。
まだ試行錯誤は続いていますが、今の自分が出したモチベーションが上がらない状態から抜け出す「作戦」「結論」について、以下で述べてみたいと思います。

リモートワークで走るモチベーションがなくなった人もいる?

昨今のリモートワーク(在宅勤務)化の流れにより、ランニングが流行っていると言われています。
運動不足になりがちだし、時間もあるのでちょうどいい。1人でできるということで、近所を走り始める人が増えているようで、私自身の実感としても走っている時にランニングをしている人を見かけることが増えました。

一方、私の身の回りでという話ではありますが、元々趣味でランニングをやっていた人の中で、モチベーションが維持できず、逆に以前より走る意欲がなくなったという人がいます。

それはなぜか?

理由として、マラソン大会が開催されなくなり力を試す場(目標)がなくなった、ということもありそうですが、リモートワークにより生活のペースが変わってうまく、身体的、精神的なバランスが取れなくなっているということが大きいのではないでしょうか。

ヒマで淋しいリモートワーク

ランニングの活動に限らないかもしれませんが、リモートワークが始まる中で通勤等の負担は減っているが、慣れないということもあり、生活の充実感を感じることが難しくなっている。

客が、上司が、通勤が大変だと言いつつも自分なりのメリハリを付けて、折り合いをつけて、自分なりに作っていたリズムが崩れてしまった。
朝ワイシャツを着ることも、対面の会議で仕事の目標を確認することも、仕事の合間に席が隣の同僚と談笑することも、それはムダだからやらなくていいですと言われているようだ。長い間に作ったリズムを別のリズムに突然変えることは、なかなか難しい。

今の社会・経済の状況の中で、経済が回らなくなることが懸念される一方、働いている人の心が蝕まれることの方が本当は深刻なのかもしれません。お酒を飲む量が増えているという話もよく聞きます。
同じような意見を以下の記事に見ることができます。

長期にわたるテレワークは、確実に人間の精神を蝕む。当初新鮮さをもって迎えられたテレワークが亢進すると、SNS上で「在宅鬱」などという言葉が乱舞し始めた。代わり映えのしない自宅風景。公私の境界の不明瞭さ。
そして日常と非日常の混濁である。
自室という密閉空間で外界からの刺激がなくなると人はどうなるのか。急速な感情の劣化や興味の喪失、認知機能の低下が起きる。つまり、鬱状態になるのだ。(中略)
ことほど左様に、テレワーク最大の敵とは、作業効率の高低ではなく、人間の精神力の劣化である。
(古谷経衡 『週刊SPA!』2020年5/5・12合併号)

リスク管理の4つの方法で考える

僕自身がランニングを続けることについて、生活全般を充実される方法について、この3週間くらいノートに書いて必死で考えてみました。その中で考えたことを以下で纏めます。

モチベーションが上がらない時に、どうやってモチベーションを上げればよいのか?というのは、難しい問いです。
ここでは、プロジェクトマネジメントの理論の中にあるリスク管理の4つの対応方法を応用して考えてみたいと思います。

①リスク回避
 →除去するための積極的、根本的な解決を図ること。
例:専門家に聞いて情報収集。計画を見直す。

ランニング講座に参加して早く走れるフォームを身につけて、早く走れるようになる。ランニングコミュニティに参加してみる。お友達を誘ってランニングイベントを企画してみる。この季節に一番いい景色を探すという新しい楽しみを見つけてランニングしてみる、等々。

また、少し角度が変わりますが、自分に合った目標を再設定すること。
毎日走るという目標から、月間トータルで50km走る目標に変更する。

②リスク転嫁
 →対価を払って、嫌なことが起こったら他の人にやってもらう
 例:保険に入って災害時に困らないようにする

人に手伝ってもらうこと。
身近な人に自分の状況を伝えて、励ましてもらう。

③リスク軽減
 →嫌なことが起こっても、大丈夫な状態にしておく
 例:事前に練習しておく。

モチベーションが下がらないように事前に準備する。
または下がっても大丈夫な方法を考える。

モチベーションは下がるものということを見越して、ランニングができた時だけの自分への報酬(ご褒美)を考える。僕は、アイスコーヒーが好きですが、普段はアイスコーヒーを飲まないようにして、ランニングできた時だけアイスコーヒーを飲むようにする。

それから、「意思の力」に期待することを止め、「習慣の力」を借りる。例えば、水曜の朝に起きたらランニングをすると決める。前日の夜に自分に、「明日は走る!」と事前に言い聞かせて眠り、当日は走ろうかどうしようかと考えるスキを自分に与えない。 

④リスク受容
 →諦める。嫌なことが起こってから対処する
 例:起こってしまったらどうするか手続きを決める

思い切って、走ることを一旦諦めてしまう。
身体が疲れていたら眠りましょう。美味しいものが食べたかったら食べてしまいましょう。ただし、体重、歩数、ランニングした距離など、記録はちゃんとつけて、どのくらいサボってしまったかを振り返られるようにしましょう。

「歩く」ことから始めよう!

いろいろ述べてきましたが、最後にとっておきの方法を。
走らなければいけないというところから発想を切り替えて、歩く歩数を通勤していた時と同じ歩数まで回復させるというもの。
具体的には、1日10,000歩を目指しましょう。

毎日、10,000歩くことを死守して、身体のリズムを取り戻すことです。補助的な存在としてランニングも取り入れてみると、30分で5,000歩くらい稼げます。家の中の移動を含め、日常生活のウォーキング歩数ということでいいと思います。
ウォーキングの歩数を今までと同じにすると、生活のバランスが取れて、意欲が取り戻せるのではないか。

僕は、fitbitというフィットネスウォッチを歩数計としても使っています。
日常生活のウォーキング歩数含めて計れるので便利です。
以下がfitbitのスマホ画像です。今日は、まだ5,000歩に達していないので、これから歩数を稼ぎたいと思います。

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混乱は収まるし、今やっていることは糧にできる

ここまでしてきた話は、ランニング生活を充実させるためのモチベーションアップ、リスク管理の件に見えて、仕事や生活を充実さえることにも活かせるのではないかと考えています。

また、今試行錯誤してモチベーション維持の方法を模索して得たノウハウ、つけた体力は、ちゃんと自分の中に残っていて、今の混乱が収まった後も、必ず残るものとなりましょう!

■ここまで、読んでいただきありがとうございました。
4月最終日曜の4月26日までに投稿しようとしていたのが遅れました。
次回、また5月末にお会いしましょう!

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