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つわり

ギブアップ

9週、私はそうそうにギブアップしていた。

朝の喉の渇きに。
ベッドからの起き上がりに。
歯磨きに。
仕事の準備に。
朝ごはんに。
車までの移動に。
車の運転に。

仕事中はシゲキックスで乗り越えた。

それから、
買い物の人ごみに。
夜ごはん作りに。
お風呂に。
歯磨きに。
ぼーっとすることに。

とにかく、全部が、気持ち悪かった。

旦那様とのLINEを見返すと6か月くらいまで吐いてたらしい。

ちょっと食べられるようになったのもつかの間、
次は後期つわりだそうではないか…

なんだよ、せっかく食べられるようになったのに。

大好きなとんこつラーメン食べたいのに。


助かったのは

旦那様は一人暮らしを1年しただけで、実家暮らしの人である。

米…炊ける
お湯…沸かせる
チャーハンなら作れる

ほう…

もう、私、食べ物見るのすらつらいです。
匂い?もっと無理です。

夜ごはん私の分はいらないから、
ごめんけど、自分の分は自分で作ってちょうだいな。

すると旦那様は目覚めたんですね、料理に。

何でも作るようになりまして、
とある日は「本屋さん寄ってきちゃった~」なんて
帰ってくるんですよ。

いや…料理に意欲的なのはとても助かるのだけれど
ただ気持ち悪いのではなくて精神的にも参ってるので
できるだけ早く帰ってきてくれませぬか…

という言葉を飲み込みまして
「すご~い!どんどん料理上手になってくね☆」
と返事をしたわけであります。

ソファに横たわったまま(笑)

まあでも、私のつわりがきっかけで
料理に目覚めた男子のお話。

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