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最良の商品が売れるわけではない

さて、だいぶ長らくご無沙汰しておりました。
入社して4年目にもなるのに、ちゃんとしたnoteはこれが1本目ということに深く深く懺悔しつつ、今日も筋トレをしています。

ミニーちゃんとの2ショットを載せて好感度を上げておきます。
なぜタンクトップなのかは気にしないでください。

このnoteを書こうと思った事由

プロフィールにある通り、僕が新卒で入社した会社はなんとまぁ、半年で倒産しています。
たぶんこの記事を読んでる方の中でも、会社の倒産を間近で見た人はいないのではないか?と思っています。

その後、4年もの歳月が経っているわけですが、事あるごとに『なぜ、あの会社は倒産したのか?』を考えています。

顧客視点、従業員視点、経営者視点、投資家視点などなど、いろんな視点から考えているものの、『やっぱこれだよね?』という答えが自分の中にはあって、大事な教訓だと思っているので備忘録的に書いておこうと思います。


スタートアップはなぜ9割も失敗するのか?

皆さんが、すごく画期的なアイデアを思いついたとします。そのアイデアでビジネスを始めようと思ったときに、何から始めますか?

多くの人が『そのアイデアを商品(サービス)にして売り込む』ことから始めると思います。

とんでもなく美味しいケーキを作れるから、早速作って売ろう!という戦法です。

ただ、僕はこれが間違っていたと考えています。

当時を振り返ってみても、その会社は確かにすごい技術を持っていたし、他社にはない唯一の商品を売っていました。

でも、全く売れていなかったんです。

その商品を知れば知るほど、すごいものだということは誰から見ても明らかでした。でも、売れなかった。

そして、すっからかんになってから初めて『誰もこの商品(サービス)を欲しがらない』ことに気づいたんです。

ビジネスの成功の秘訣は、画期的な商品やサービスを提供することではなく、『まずは顧客を見つけること』だと。それが学んだ教訓です。

ケーキ屋の例で言えば、「このケーキを買ってくれる顧客はいるのか?」というところからスタートするべきです。もっと言えば、『目の前の人たちは何を欲しているのか?』です。

もしかしたら、ケーキよりも饅頭を欲しているかもしれません。
であれば、ケーキ屋よりも和菓子屋を始めた方が、ビジネスとしては成功します。

今も仕事で大切にしていること

新卒で入社した会社が倒産するという貴重な経験のおかげで、ビジネスの基本の一つは顧客を見つけることであり、商品やサービスは後から作れば良い、という大事な教訓を得ました。

この教訓は普段の仕事の中でも大切にしています。

iCAREは創業間近というフェーズではありません。そのため、ある程度市場があるところに対して、商品やサービスを提供しています。

そうすると、この教訓を忘れてしまいがちです。そこに市場があるので、営業として「最良の提案を持っていけば、お客さんは買ってくれる」と勘違いしてしまいます。

でも、最良の提案(商品)があれば売れるわけではありません。

今までも自分たちにとっては最高の提案を持って行った!と思っても、結局は失注したという経験を何度もしています。

それは、自分たちにとって最高の提案であって、お客さんにとっては最高の提案ではなかったことの答えだと思っています。

目の前のお客さんは何を望んでいるのかという思慮が足りなかった。それは予算なのか、解決できる課題の重要度なのか、各社ごとに違ってきますが、お客さんの心の声への届いていなかったのだと思っています。

そして、自分たちが接するお客さんが、自分たちが提供できるものを望んでいないのであれば、提案するお客さんや提案する内容を変えないといけない。

そうやって、自らも会社自体も成長していくことが大切だと思っています。働くひとの健康を世界中に創るためにも。


最後に

ということで、1本目のnoteはこれにて終了。
最後に採用ページをちょろっと載せておきます。では、筋トレに行ってきます。

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