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みんな違って みんないい?

みんな違って みんないい


この言葉に今までずっと言語化できない違和感とモヤモヤを感じていた。

もちろん違うことは面白いことであっていいことかもしれないけど、自分の中でどうしてかこの言葉はしっくりこなかった。




今の世の中は

みんな違って みんないい

 “みんな仲良し”

多分私にはこんな3つ目の言葉が隠れているような気がしていたから。



いじめられて不登校になってしまう子
それが原因でこの世を去ってしまう子
それにも関わらずいじめをなにもなかったかのように装う学校
さらにはその原因を担任の先生一人の責任にしてしまうような世間の風潮

そしてクラスの学級目標には当たり前のように
みんな仲良し の文字
あまりにも綺麗事すぎはしないか


その違和感を
工藤勇一さんは払拭してくれた。

工藤勇一氏曰く
“人は仲良くできないもの”
そういう前提を持っておくべきだと。
子どもの時からそういう認識を伝えておくべきだと。



人はみんな違う。

生まれ持ったもの
育った環境
関わっていく人々
全く同じ人なんて生まれたての一卵性双子くらいだろう。

みんな違うのだから
人を理解できないのは当たり前だし
そのために人と人は対話をする。

相手の価値観を知ることは生きていくうえで絶対的に必要だけど
共有を強いる必要なんて全くない。

だってみんな違うんだから。


違うから人と話すのは面白いし
人と人が関わり合うことで
1+1=2 以上の何かが生まれたりする。
それが面白いんだ。



みんなと仲良しでないといけない
そんな固定概念ゴミ箱にでも捨ててしまえばいい
大切なのは
異なる人と人が関わり合って
対立が生まれたときに
いかに対応できるか。

対立は悪くない
悪いのは対立が生まれたときに
刺々しい言葉を投げるなど
感情に任せた行動をとってしまうこと。

みんな違って みんないい
だから仲良くすることは簡単ではない。

そんな現実を知ることで
救われる人はきっと少なくないと思う。

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