パリ 1日目

朝7時前に宿を出発。
辺りはまだ真っ暗です。
ストライキは引き続き行われていますが幸いなことに私たちが多く利用する予定のM4は時間制限・本数を減らして運行はしてくれていたためなんとか建築巡りは予定通り(?)できそうです。
まず始めに美術館が開く前にオルセー美術館とルーブル美術館の外観を観に。

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学生の旅であるため、お金も時間も制限があり、入場する美術館はいくつかに絞らざるを得ません。
中でもルーブル美術館はとても入りたかった場所ではありますが入ると1日かかるとも聞いていたため後ろ髪を引かれる思いでその場を去りました。

そのままサント・シャペルへ向かいます。

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典型的なゴシック建築です。
このステンドグラスは創世記からキリスト復活までの聖書にちなんだ物語を再現しているパリ最古のステンドグラスでもあります。
私たちが行った際は完全なる曇天ではありましたがこのステンドグラスに光が差すとさらに美しいだろうなと…。

サント・シャペルを後にしポンピドゥーセンターへと向かいます。

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ポンピドゥーセンターは生憎、工事中でした。
ある意味工事中のような外装の建物がさらに工事中という状況(?)。私も友人も正直、ポンピドゥーセンターの周辺で行われる大道芸等のアクティビティーを楽しみにしていた部分が大きかったのでその活動をする場が封鎖されていたのは大変残念でした。

その後フランスにいる友人と合流しパン屋さんへ。

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フランスなので(?)フランスパンはとても美味しいです。写真で見るよりかなりのボリュームであったため半分程美味しくいただきました。(残りは夕飯)

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ヨーロッパにきて日本との違いに驚いたことの一つにクリスマスツリーがあります。
日本では私が知る限り多くの家が造木であり何年も同じものを繰り返し使用していると思います。
それに対してヨーロッパでは上の写真のように町のいたるところに本物のモミの木の売り場があり網に入るなどして無造作に置かれています。この時期になると何人もの人がモミの木を片手にまちを歩いており冬の風物詩のような感じでとても素敵だなと思いました。
余談ですがツリーの文化について少し気になって調べてみたところ、ヨーロッパでは比較的多くの家が本物の木をツリーとして利用しており、毎年12月の上旬に購入。その後クリスマスを過ごし、無事役目を終えたツリーは適当な大きさに切断されて、暖炉等の薪として最後まで使用されるのだとか。

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その足で4月15日に火災で大きな被害を受けたノートルダム大聖堂へ。着々と修復が進んでいる様子が見て取れます。上の写真のように組積造の建築物を木を支えとして修復を行っていく過程は大変興味深いものでした。
ちなみに行われていた修正案のコンペでは中国人デザイナーらによるプロジェクト「ZEYU CAI & SIBEI LI」が優勝したそう。彼らの提案はゴシック建築の大聖堂を最新素材で修復するというもの。”鏡製の屋根を葺き、焼け落ちた尖塔に代わって「磁性による空中浮遊的インスタレーション」を据えている”といいます。
完成が今からとても楽しみです。

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ノートルダム大聖堂の外周にはその悲しい事実を忘れまいと写真のようなパネルと説明文が連なっていました。

その後アラブ世界研究所へ。

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この機械的な雰囲気の空間に規則性のある光が差し込んで内部空間に影を落とす様子がとてもカッコいいです。
どこを操作するのかは不明ではありますが何かを操作することで内部に入る光を調整することもできるような感じがします。

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アラブ世界研究所も素敵でしたがその正面に建つ大学の建物も個人的にすきでした。

そしてセーヌ川には美しい白鳥がいました。

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次へ続きます。


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