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【Google Colab】プログラミング初心者には「Google Colaboratory」がおすすめ

おはこんばんにちは。記念すべき3回目の投稿です。

今回は、プログラミング初心者の方に「Google Colaboratory(以下、Colab)」をご紹介します。自分は基本的にPythonをいじる時はColabを利用しており、Pythonを使ったコードを紹介する時も基本的にColabの利用を前提としてます。


Google Colaboratoryとは

Google Colaboratory(グーグル・コラボレイトリーもしくはコラボラトリー)は、Googleが提供するインストール不要のクラウド型Python実行環境サービスです。

Googleアカウントがあれば、基本的には誰でも無料でブラウザからPythonを記述・実行できます。また、Colabで作成したコードはドライブに自動で保存されるため管理も簡単です。

Google Colaboratoryのメリット

①開発環境を構築する必要がない

一般的に、プログラミング言語を用いて開発するにはPCに開発環境を構築する必要があります。この開発環境の構築が意外にもかなり難しく、初心者の人はたいていここでつまずき挫折します。

自分はWebアプリケーション開発のために、初めて自分のPCにRuby on Railsをインストールして開発環境を構築しようとしたところ、エラーを突破できずに1週間ほど苦戦した経験があります。最終的にエンジニアの人に手助けしていただいてなんとか構築できましたが、もし助けがなかったら何倍も時間がかかっていたでしょう…

ちなみにエンジニアの人々も開発環境の構築が一番難しいよねと口を揃えておっしゃったりします。

②簡単に他ユーザーとコードを共有できる

作成したコードを他人と共有する方法として、ファイルをメールやSNSに添付して送るといった方法が挙げられますが、めんどくさいのは言うまでもありません。

ColabであればGoogleのサービス上で作成されるため、Googleドライブの共有機能を利用して簡単に他のGoogleユーザーと共有できます。このご時世、プログラミングに関わる人でGoogleアカウントを所持していない人はほとんどいないと思いますので、Googleユーザーと共有ができればほとんど問題はないでしょう。

本格的に開発する場合は「GitHub」というコード管理ツールを使って複数人でコードを共有することが多いですが、初心者の方は一旦無視しても差し支えないでしょう。

③高性能なハードウェア機能を利用できる

昨今は「ChatGPT」や「Stable Diffusion」などの生成AIブームの勢いがすさまじいです。その中でもStable Diffusionは自分の好きな画像をいくらでも生成できるため18禁界隈で特に人気ですが、Stable Diffusionをストレスなく使うためには高性能なハードウェアが必要不可欠です。

個人がStable Diffusionの環境を自分のPCに構築して使おうとした場合に、要求されるPCのスペックを金額に換算すると、最低でも50万円ぐらいは必要です。ちなみに半分以上はGPUの値段です。

Colabには高性能なGPUを毎月定額で利用できるサブスクリプションもあるため、Pythonを扱っていて高性能なGPUがどうしても必要だけど自費ではとうてい用意できないという方にはうってつけです。自分もColabでStable Diffusionを利用するためにColab Pro+を契約しています。

まとめ

プログラミング初心者の方にとってColabを利用する一番のメリットは、独りで開発環境を構築する必要がないという点につきます。プログラミングの楽しさを知る前に挫折しては元も子もありませんし、開発環境の構築はあとからいくらでも学べます。

まずは手軽にブラウザで利用できるColabを利用して、実際に手を動かしながらプログラミングを学んでいき、プログラミングの楽しさやプログラミングで何ができるのかを学び、吸収していったほうが早く上達します。また、Colabのメリットの1つである高性能なハードウェアも初心者にとってはほとんど必要ないかもしれませんが、Stable Diffusionなどの生成AIに興味があっていずれ生成AIもかじっていきたいという方にもColab はぴったりなのでぜひ使ってみてください。

それではまた。

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