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「書くこと」をライフワークにしたい! ー  「ものキャン」を卒業して

 こんにちは、ライターのいぶきです。
2023年10月から野口真代さん(以下まよ先生)の「ものかきキャンプ」通称「ものキャン」に6期生として勉強しました。

 2023年12月16日に卒業していたのですが、卒論が出せていませんでした。期も変わることですので、このスクールで学んだことを振り返り、今後の展望をまとめて、卒業論文といたします。「ものキャン」に興味がある方の参考になれば幸いです。

(なお、「ものキャン」の詳細は以下のURLをご覧ください。)



はじめに ー 定年はしたけれど……

 2023年3月に、5年間の再雇用期間を含めた43年間の会社員生活を終えました。15年間に及ぶ単身赴任も終わり、東京から関西に戻りました。しかし、まだ気力体力知力には自信があり、趣味を楽しみながら、セカンドライフでの新しい仕事を探していたところです。

 長年IT業界にいた経験から、その分野での仕事も検討していました。実際、収入面で考えれば、IT業界に留まる方が有利だったかもしれません。
 しかし、子どもたちも独立し、家のローン返済も終わり、人並みの老後資金もあります。いつまで生きられるかは、神のみぞ知るです。
 限られた残りの人生は、時間をお金に換える仕事よりも、本当にしたいことを仕事にして過ごそうと決めました。

まよ先生に出会う

 それでは、残りの人生で何を仕事にしたいのか? 

 考えてみました。

 若かった頃の夢を振り返ります。

・映画を作りたい
・小説、シナリオを書きたい

 
 そうでした! 何か自分で表現したいというのが、長年の私の夢だったのです。

 幸い、年金と蓄えで、最低限の生活はできます。
 ただし、多趣味なこともあり、さまざまな活動には、プラスアルファのお金が必要です。ローイングやマラソンのレースへの遠征費用もかかります。
 好きなときに、好きなところに、気軽に行ってみたいですよね!

 「夢を実現しながらお金も稼げる仕事」を探すなかで、フリーのライターという目標ができました。

 目標ができれば、あとはどうやって実現するかです。インターネットでリサーチをするうちに、まよ先生に辿り着くのに時間はかかりませんでした。さっそく、無料体験会に参加しました。

 無料体験会は忘れもしません。2023年6月4日です。
なぜ忘れないかと言うと、その週末はローイングの全日本マスターズ選手権が埼玉県で開催予定だったのです。気合十分で出場準備をしていたのですが、あいにくの大雨でレースそのものが中止になってしまいました。

 そんな失意の中で、無料体験会での、まよ先生の熱い説明を聴いたのです。このスクールで学べば、電子書籍が出せるという話が刺激的でした。
「よし、これだ!」思わず、申込ボタンを押そうとしました。
 しかし、あいにく電車での移動中でネットワーク環境が悪く、申込ボタンを押せたときには、まさかの定員オーバー。「ものキャン」次回開校の10月まで待つことになります。

定年半年後、早くもポンコツ状態の自分を知る

 7月からの3か月はなんと待ち遠しかったことか。しかしその間に10数冊のWebライターに関する書籍を読めました。
 さて、10月からいよいよ講座開始。腕まくりして待っていました。
まよ先生のメリハリのある授業は楽しく、課題も最初のうちは順調にこなしていたのですが……

 Xの運用開始、note記事の執筆、頭では理解しているのですが、思うように手が動きません。以前の現役のSE(システムエンジニア)時代なら、頭で理解して考えたことが、そのまま手に連動していました。困ったことに、手が動かないのです。
 定年退職してわずか半年で、早くもポンコツ状態に。あれー、こんなはずじゃないのだけれど……
 そういえば、退職後は読書や映画鑑賞はしていたものの、パソコンでキーボードに向かう生活から離れていたことを思い知らされました。

まよ先生や先輩・同期諸氏の刺激を受けて

 もうこれは慣れるしかありません。老眼にノートパソコンの小さな画面は厳しいので、24インチのモニターを新たに導入し、毎日X運用をすることで、少しずつアウトプットできる体制を整えました。

「ものキャン」の講義では、毎回まよ先生から刺激を受けました。ご自身の成功談・失敗談を織り交ぜながら、生徒を引き付ける話術に引き込まれます。そして、特筆すべきは、このスクールで学んだ代々の先輩方や同期の方の存在です。圧倒的に女性が多いのですが、子育てをしながら仕事もして、その上で課題をガンガンこなしていくパワーに圧倒されっ放しでした。
 
 同窓生の課題の提出状況やXのポストに刺激をもらい、なんとか同期生の最後尾で付いていったというのが正直なところです。

何を書くか ー 電子書籍1作目のテーマ

 課題をこなしていくうちに、なんとか半年のブランクを埋めて、書く体制ができました。さて、電子書籍の第1作として何を書くか?
 
 まよ先生からの指示は、次の通りです。
 誰に何を伝えるか明確にすること。

 その為に、秘伝のタレとして、コンセプトシートがありました。

 何か自分が他人に伝えることがあるのか……

 随分悩みました。

 そして行き着いたのが、自分の「断酒体験」です。

 自分の暗黒史を振り返ることは、思い出したくないことが多く、勇気のいることでした。しかし、このテーマなら自分なりに伝えられることがあるという確信がありました。

・コンセプト(誰に、何を伝えるか)
 定年後もお酒を飲み続けている人たちへ
 お酒をやめても人生は楽しいと感じてもらうこと
 断酒しようと思ってもらうこと

・ログライン
 アルコール依存症予備軍の私が
 断酒して
 豊かな老後を楽しんでいる
 そして、あなたもできる

 結果的に、コンセプトが明確になったことにより、最後まで揺らぐことなく、書籍作りを貫けたと思います。
 時間はかかりましたが、コンセプト作りが重要だと感じています。

ついに電子書籍第1作を出版

 本来なら2023年12月中旬が電子書籍の原稿締切でしたが、約1か月遅れて明けて1月に原稿を提出。
 しかし、初稿が完成してからのほうが大変でした。校正結果の手直し、表紙デザイン、読者特典の企画と制作、原稿のepubファイル化等々の作業を行い、ようやく2024年3月8日に出版にこぎつけました。

「アルコール依存症予備軍だった私が、断酒して手に入れた穏やかなシニア生活 : 人生100年時代 お酒をやめて、健康寿命を伸ばしましょう!」

 たくさんの方々のご支援で、
Amazonの新着ランキング10部門で1位
Amazonの売れ筋ランキング2部門で1位

を獲得しました。

 まよ先生をはじめとして、同窓生のみなさん、その他の多くの方々に感謝の気持ちで一杯です。

電子書籍を仕上げて身に付いたスキル

「ものキャン」の素晴らしい点は、「実践させる」ことです。
もちろん、まよ先生の講義や諸先生のセッションが素晴らしいことは言うまでもありません。

 しかし、座学で聴いているだけでは、何も身につきません。
 実際に電子書籍を作り上げることにより、たくさんのノウハウやスキルが身に付きます。生徒それぞれの経歴や環境で、出版までの期間はバラツキがあるかもしれません。でも、最後まで仕上げることにより、多くのものが学べると思います。

 私の場合も、3カ月の受講期間では出版できませんでしたが、卒業後3カ月でようやく出版できました。遅れてもきちんと添削していただいたことに感謝します。

 電子書籍1冊を仕上げて、学んだことを表にまとめました。
書籍制作のプロセスごとに、主に学んだことと、習得・活用したツールを記載しています。

おわりに ー これからの展望

 電子書籍は1冊出版しましたが、これはゴールではなくて、夢に向けてのスタートです。

中長期目標


穏やかなシニア生活
 少しでも健康寿命を伸ばし、ボケないように
 そのために、
「好きなときに、好きな場所で、好きな人と働く」
 を実践したいと思います。

短期目標

自分のサイトの立ち上げ。
 以前、所属クラブのサイトを立ち上げた経験があるので、多分大丈夫なはずです。このサイトをメインに情報発信を継続します。

・ライターの継続案件を獲得
 ものがく(「ものキャン」卒業生を中心に形成されたクローズドなコミュニティの「ものかき大学校」の略称)でライティングの勉強を継続しながら、Xとnote、ブログで実践を積み上げてポートフォリオを確立し、クラウドソーシングや自己営業で継続案件を獲得します。

・電子書籍の連打
 すでに12タイトルの案があるので、優先順位を整理しながら、年内に最低あと2冊は出版します。電子書籍出版のノウハウは蓄積できたので、今回より効率化できるでしょう。

さあ、これで名実ともに卒業です。
やっとスタート地点に立てました。

人生いくつになっても、チャレンジ

 みなさんも、「好きなときに、好きな場所で、好きな人と働く」ことにご興味があれば、「ものキャン」無料体験会に参加しませんか。
 きっと、新たな出会いがあると思います。


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                             いぶき


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