コルクラボマンガ専科とSNS
こんにちは!伊吹 天花と申します。普段マンガを描いて、いろいろなサイトに投稿しています。
私の目標はマンガ家になって、萌えがミチミチにつまった面白い作品をたくさん読者に届ける事です。そして世界中の人(特に子供や若い人)の笑顔を増やしたい。そのために、この世に生を受けたはずなのに、まだその使命を果たしていません。というかまだプロにすらなっていない。おかしい…何故なんだろう…。(泣きながら)
考えても仕方ないので、コルクラボマンガ専科に応募することにしました。これは株式会社コルク 代表の佐渡島庸平さんが講師を務めるマンガの専門学校です。期間は半年で、定員は50名。しかし受講希望者が多く、2020年4月の募集時点で、400人以上が入会待ちをしているらしい。なにそれ怖い…。
応募条件は、プロの漫画家になる意思を持っていること。そしてSNS(ツイッターとインスタグラム)に1Pから4Pのマンガをアップしているという、二点だった。ちなみにSNSのフォロワー数は、問わないらしい。
私が普段描いているマンガは、20Pから50Pなので、本来は要件を満たさない。しかし私は今年の3月頃に、無性にエッセイマンガを描きたくなった。そして4Pのエッセイマンガを3本描いて、ツイッターにアップしていた。何たる僥倖。これは、応募した方がよいとの天の導きだろうか………。
だがSNSのフォロワー数はどうだろう。先ほど書いた通り、フォロワー数は選考理由に入らないとのアナウンスだが、本当だろうか?真偽はわからないが、それでもフォロワー数は多いに越したことはないだろう。私のツイッターフォロワー数は4月の時点で190人くらい。お世辞にも多いとは言えないが、まぁ少なすぎて選考人がひくほどでもないだろう。
問題はインスタグラムである。インスタは2年ほど前に開設して、いくつか写真を投稿したら、すぐにフォロワーが5人になった。「何だ余裕じゃん」と思うと、一気にめんどくさくなって、ずっと放置していた。
しかしマンガ専科を応募するにあたり、さすがにこれでは少なすぎると心配になった。
5人て…。
まさか実生活で自分が「戦闘力たったの5か…ゴミめ」などと言われる事を心配するとは、夢にも思わなかった。(出典:ドラゴンボール)仕方ない、いっちょフォロワーを増やすとするか……。
わたしはインスタに力を注いだ。写真やイラスト、絵の模写をアップして、何とかフォロワーを増やそうとした。画力で殴るほどの実力はまだないが、努力する姿勢を評価して欲しい。ツイッターではなかなかバズらないが、もしかしたらインスタの方が自分に向いている可能性もある。インスタ出身のマンガ家も悪くない。見てろよ、世界…。
そしてフォロワー数が4人になった。
なんでやねん。
おかしいだろ…。努力するほど後退するなんて、小学校の道徳の教科書には書いてなかったぞ…。
私の狼狽ぶりをよそに、あっという間に4月19日の応募締め切り日が近付いた。しかたないので、ツイッターフォロワー数190人、インスタフォロワー数4人でコルクラボマンガ専科に申し込んだ。別に申し込み手数料を取られるわけでもない。ダメでもともと、将来、会話のネタくらいにはなるだろう………。
一週間後、合格通知が届いた。
受かるのかよ。
いや、嬉しいけども!!フォロワー数は問わないって本当だったんだな…。コルクさん、疑ってゴメンなさい。
晴れて合格したわたしは5月14日から、マンガ専科の生徒として、毎日マンガを描いてはSNSにアップしている。講師の佐渡島さん曰く、これからのマンガ家はSNSで、自分の「好き」を表現することが、なにより大切だという。
無理して他人におもねって、フォロワーを無理やり増やす必要はない。それよりも、本当に自分の好きなマンガを描いて、それを面白がって応援してくれる、濃いファンを徐々に増やしていくことが大切だと…。
それを聞いて、私は感動した。ツイッターであまりにフォロワーが増えないので、サクラのフォロワーを増やす業者でも探そうかと、半分本気で考えていたなんて、佐渡島さんには口がさけても言えない。
さて、マンガ専科に入学してから、ツイッターのフォロワー数は、これを描いている5月31日現在で、295人になった。増えたのはマンガ専科の同級生や先輩方、コルク関係者との相互フォローのおかげである。同じ夢や目標を持つ人たちと繋がれたのは、本当に嬉しい。
インスタのフォロワー数は51人になった。これはおそらくマンガ専科の課題で、毎日マンガをアップしているので、それを読んで下さっているのかなと思う。こちらも本当にありがたい。
そんなわけで、私は今日も今日とてマンガを描いて、SNSに投稿している。マンガ専科の同級生は、天才や超職人ばかりなので、ついていくのに必死だ。スゴイ人と自分を比較してしょっちゅうへこむけど、どんどん真似して成長したい。また自分も、彼らの学びや気づきに貢献できたら嬉しい。
面白いマンガを描きたい。
そしてわたしや同級生のマンガをSNSでシェアしあって、世界中の人に、萌えと好きを届け続けたい。
おわり
最後に今日描いた私のマンガを掲載します。これは5月28日に私が受講した、コルクラボマンガ専科の第3回講義をエッセイマンガにしたものです。 #キナリ杯 は文章コンテストなので、選考には寄与しないと思うけれど、マンガ専科の講義が本当に素晴らしい内容なのを、岸田さんにも知って頂きたいので載せます。下描きなので、少しタッチが荒々しいですが、ご容赦下さい。
https://www.instagram.com/ibukitenka/?hl=ja