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ガガイモから針刺しを作る。


先日ガガイモの種をいただきました。

嬉しいです。ふわふわりん。天使の羽みたい。


ガガイモについて調べた自分用まとめ。

★北海道から九州まで日本全国の日当たりのよい所にいる、つる性の多年草。
★実や種子は薬用や食用、蔓は弓弦や釣り糸に使われていた。
葉や茎から出る白い乳液は、薬用としてヘビや毒虫の咬み傷やイボとりに使われていた。
★種子の白毛は綿の代用として印肉、針刺しなどに用いられた。
こんな風に、ガガイモは古くから身近にあり有効利用されていたそうな。

(★全草の漢名・生薬名を「蘿摩(らま)」という。
★ガガイモの名の由来には諸説あり、本種は古名を「加々美(かがみ)」という。)

★古事記によると、少名毘古那神(スクナビコナノカミ)は天之羅摩船あめのかがみぶね=ガガイモの実の船)に乗って美保ヶ関 にやって来てたそうな。


古事記の国づくりのお話に出てくるスクナビコナノカミは、ガガイモの船に乗ってやって来たなんて!なんて印象的な登場シーン!
日本の神話大好きです。

また、このガガイモのふわふわ綿毛は、針刺しや枕の中身にも使われていたそう。ふむふむ。


やるっきゃない!


まず殻から中身を取り出して



このジーパンの切れっ端を使おっと。



縫います。
形がかわいいです。
あれに似てます。人参の駄菓子!知ってますか?
赤い袋ににんじんって書いてあるけど、けして人参ではない。お米の甘いお菓子です。私にとってはラジオ体操最終日に貰えるご褒美おやつでした。貰えるととても嬉しかったです。



よーし綿毛をぎゅうぎゅうにつめこめー!

鼻の先っぽがむずむずこしょこしょするなあと思って、手でピってこすったら、手についた綿毛がついたのか、鼻先が余計むずむずして、手で取ろうとして
…ぬあーっ……永遠にループ!!
永遠を止めるため、手と鼻を洗いました。
鼻に付く毛を阻止。鼻毛阻止。



綿毛を詰めたので、元いた殻に戻って貰います。



シュポ!できた!中も外もガガイモの針刺しです。



刺し心地は、プチっと気持ちいい感じ。



そういえば今まで針刺しを持ってなくて、いつもお裁縫する時は、そこら辺のクッションとかにぶすぶす針を刺してました。
ワイルドだから?
いいえ、世界はワイドだからです。
クッションでもお布団でも世の中の針で刺せるものは全て、でっかい針刺しなのです。

“ホタテの目ぇ百”という慣用句にもありますが(ナイ)
よく“ホタテの目が100個あるように、360度見渡せるくらい大きな視野を持って生きるべし”と言うでしょう。



でも、胸に刻まれたそんな教えも、繊細なふわふわの毛を持つガガイモの前では無力!
ああ、こんなかわいい毛も殻も活用できたら嬉しいな。針刺しになったら素敵だな。
まち針も喜びそう。世の中という大きな針山から、専用の居場所を得たまち針の気持ちはどんなに喜びに溢れたものだろう。
まち針の気持ち。ガガイモの気持ち。ゆきもち。
皆が望んでいる気がする。
そうしてちくちくと縫った次第です。


……そんなこんなで私もついに、小さな針刺しを使う人間となりました。
ミニマリスト……か……。
針刺しを持たない時代に作ったものたちに想いを馳せ、追憶に浸る雨水の午後。

ここ最近作ったものたちを、作品集にしてみました。
自分用の“あったら便利だな”を作ったものです。
チクチク🧵~\


ミニハサミ、のり、ピンセット入れ。
なんとこう見えて全部でポッケが3つあります。
まだまだ余裕です。一番広いお部屋も空いてます。
あ、こちらに入居希望ですか?いいですよー (*´ ˘ `*)



ポーチの中の仕切り。
ポーチの中はものが立てられると、細々したものも整頓できるんだなあと気付きました。探さなくてもひと目で分かるのはありがたや。




段ボールベットテーブル。
ぬくぬく過ごすためにもりもり作った!




ふふ。
見ていただいてありがとうございました。


そして、今私はガガイモ祭りです。針刺しの次にもう作りたいものは決まっています。
ガガイモの船に乗ってやってきたスクナビコナノカミさまを作りたいです。

私の大好きなそば茶さんのお地蔵さんみたいな感じで……😍😍😍


素敵なの作りたいなあ!


よーし紙粘土こねるぞ。
楽しみです。





はみ出る毛(*´ ˘ `*)







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