公務員を退職したい理由①
同じ所属先の課長と人事課長と面談をした。前回の投稿の通り面談をして「退職をしたい」と言いましたが、引き止められたので練習としてnoteに自分が退職したい理由をまとめたいと思う。
退職したい理由を全部書いてしまうと長くなるため、1つ目を紹介する。
職場の環境と仕事の内容が合わない
職場の環境と仕事の内容が合わないのは、自分の持っている特性が影響していた。
私は小学生の頃から、自閉症スペクトラムと診断されている。
公務員採用試験では、障害者手帳を交付をすでに受けていたので事務職(障がい者対象)の職種で受験をし、採用された。
つまり、障がい者雇用で採用されたので一般職員よりもハンディキャップがあるため、自分がどうしてもできない作業は職員と一緒に手伝ってもらったり、他の職員に任せることができる。
私は昨年入庁して所属した広報課では、聴覚過敏で雑音や騒音を聞くと具合が悪くなってしまうこと、人の声の大きさや高さによって会話が聞き取りにくいことを担当内全員に伝えた。
聴覚過敏の他に、「臨機応変」「適当に」など曖昧な言葉を使って指示をされると混乱してしまうことも伝えた。
この時点で、自分が今までやってできなかったことを伝えたし、周りの職員も配慮してくれると安心していた。
しかし、最初は公務員の仕事を詳しく知らなかったため、どの仕事もやってみないと自分のできる仕事とできない仕事ははっきりしなかった。
分かったのは、今年の病気休暇を取って落ち着いた頃である。
人の話を聞くのが苦手・メモができない
いつも自分が苦手としていた市民の電話対応や窓口対応は私が働いて1年経っても慣れなかった。
(1年で慣れる慣れないは個人差がある)
聴覚過敏で周りがざわざわして聞き取れないことや、電話の相手の声がきついこともあったが、それだけではなかった。
誰でもあると思うが、電話で聞く長い話は少しでも時間が経つと忘れてしまう。だから、みんなメモをとってお願いされた仕事やクレームなどを上司に報告ができる。
私は電話で人の話を聞きながらメモがとることができないのだ。話が短ければ聞いたことを上司に伝えればいいけど、話が長いとメモが追えず、電話が終わってメモを見たときにはぐちゃぐちゃになって、結局何の話をしたか忘れて上司に詳しく報告ができなかった。
そういうことがあると「しっかり市民の話を聞いて」「わからなかったら、質問して何度も聞けばいい」と言われた。
それも自分で実践してみたが、話が長すぎて気が散るし、何度も質問して聞き出したけど電話の相手には怒られるし、聞き過ぎて頭が痛い。
勤務時間が終わるまではいつも「電話来るな!」と思いながら仕事をしていた。
社会人2年目で急に業務量が増えて混乱
今年の5月から担当内に1人の上司が育児休暇を取ることになった。
そのこともあって、課内での庶務(資料作成やデータ入力などの事務)ほぼ全般の処理を任され、もともと3~4ページを担当していた広報紙作成が6~7ページ数に増えた。
育児休暇を取る一人の上司は、昨年入庁したばかりの私の教育係だった。
その人からは、「イヴ子さんは新しい仕事として庶務全般を引き継ぐけど、広報紙作成を優先で仕事をしてね」と言われた。
その人が育児休暇を取り、担当内職員の人数が少なくなると周りも忙しくなったからか、周りの職員の目が厳しくなった気がする。
上司からは「作業量が多くて終わらなそうだったら言ってね。私もできる仕事だから手伝うよ」と言ってくれて心強かった。
しかし、その上司も仕事が増えたからか、忙しそうで言いづらかったし、私の仕事量が多く間に合いそうにないと思って伝えると「この作業は簡単だし、締め切りがあと3日だから大丈夫だよ」と言われて避けられることがあった。
とても厄介だったのは、庶務の仕事だ。
庶務は電子データ上で課内に通知を流すだけのものと、資料作成やデータ入力をして締め切りまでに担当課に提出するものがあった。
それをほぼ全般を任されることは、締め切りが付いたもの処理が多いため、効率よく進められるように優先順位を決めるのが大変だった。
締め切りが近いものが処理し終わって、広報紙の作成をするようにしていた。
しかし、広報紙の作成中に上司から「庶務の通知や提出物は締め切りが遠くても早く処理してくれ」「まだやってないの。先にこれやって」と仕事の横やりが入ったり急かされて途中に庶務の仕事をしていた。
つまり、仕事が増えることによって仕事の優先順位が混乱した。
いつの間にか庶務の仕事を優先して広報紙が間に合わず、締め切りの1日前までに自分の担当しているページがほぼ完成していなかった。
(そのページは時間が空いた上司と一緒に作成したのでギリギリ間に合った)
今思えば、周りが忙しそうな感じでも仕事量が多いから断ればよかったと思う。
ここまで書いたことは、病気休暇中に気づいたことで職場にいたときは残業をするほど忙しいし、土日は「職場に行きたくない」と思いながら過ごしていたから、自分に余裕が持てなかったんだなと改めて思う。
病気休暇を取って正解だったし、気づいてよかった。
次は、「公務員を退職したい理由②」を投稿します。
また、お会いしましょう╰(*°▽°*)╯
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