その議論には参戦しません
体操オリンピック代表の19歳の女の子が喫煙したということで、オリンピック代表を辞退させられた。
昨今はXとかFacebookとか個人の意見を表明する手段が発達してどんな無名の一個人でもSNSを利用して自分の意見を表明することができる。
それはそれで悪いことではないのだけれど、自分が関係者でもなく事情に詳しいわけでもない全くの外野が無責任にあーだこーだ言うのは如何なものかと思う。
それが有る程度有名人だったり(例えば元東京都医事とか)有名インフルエンサーと呼ばれている人やテレビコメンテーターなどだったらテレビでも取り上げ「こんな意見がある」と報道する。
当事者からすると「余計なお世話だ、ほっといてくれ」と思うのだが世間はほっといてくれない。
SNS社会は全く関係のない会社員、学生、主婦でもほっとけずに一言物申す。
まことにやかましい世の中になった。
事件に対する自分の感想を淡々と述べるだけならまだ害もないが、どちらか一方を批判しだすとめんどくさい。
それはあなたの感想ですねとスルーするのが得策だ。
何らか意見があっても黙っている人が圧倒的だと思うので、SNSで意見が多かったとしても、それが日本人の多数派だというわけでも何でもない。
テレビなどで「SNSではこんな意見が多い」というのは、国民の声を客観的に紹介するという体裁を装って、その実テレビ局に都合のいい(たいてい思想的に偏った)意見を言っているのに過ぎないので騙されてはいけない。
こんな些細なことでもテレビは国民の考えを誘導しようとするので要注意だ。
うちの82歳の義父は毎日テレビを見ていて有益な情報を教えてくれるので「テレビは本当に役立つことを教えてくれますね」と笑ってスルーしている。
テレビ局が国民をどういうふうに洗脳しようとしているかよくわかるのでありがたく聞いている。
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