日記 2023/4/30

インターホンが鳴り、頼んでいた荷物だと思って出たら、八百屋さんの営業だった。配達ついでに果物を売ってまわっているらしい。久々に何も予定がない日で、全く人と話すモードでなかったので「大丈夫です」と断ると、営業のお姉さんは「そうですよね、すみません」と悲しそうにしていた。申し訳なくなってなぜか「はい、ありがとうございます」と2回くらい言ってしまったが、何がありがたいのかまったくわからない。嫌味にさえ聞こえてしまったかもしれない。
火曜日のつもりで「金曜日」といってしまったり、シューベルトのつもりで「シューマン」といってしまったりすることがよくある。焦るあまり、近くに落ちてたことばをとりあえず拾って投げつけている感じ。脳の瞬発力がだいぶないので、咄嗟の一言は、全く出ないか間違ってるかのどちらかだ。
ほんとうは「ありがとうございます、でも今はちょっとタイミングが悪かったです。果物は好きなのでまたきて欲しいです。」と言いたかった。ことばは特に大切にしたいことなのに、脳がついてこなくて悲しい。

夕方はハープのレッスンがあった。先週行けなかったので、3週間ぶりになる。
先生はいつも話が長く、60分あるレッスン時間のうちぼくが弾いている時間はせいぜい10分ほどなのだが、それでもレッスンが終わるころにはなにか1つ発見があるので、教えるのが上手な先生なんだなと思う。今日は特に、ピースがカチッとハマったような気持ちいい気付きがあった。これをずっと維持できるかはまた別の問題だけれど。
楽器を始めてすぐの頃はやればやるほど上達する感じがしてとても楽しい。チェロではこの楽しさを久しく感じていないので、初心に帰ってまたレッスンに通いたいなあと思う。

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