【日記】思い出す、

小説、文を読ん、他人の言葉を読んだ。

そこで一言を見る。
思い出した

思い出してしまった

あの一言。
私に向けた、あの、あの、あの、あ

喉が締め付けられるようだ
いや胸の方が正しいか。
心臓が、ばく、ばく、
涙が、じわ、ぼろ、

苦しい。

なぜ。
顔が浮かぶ。
あの人の顔だ。
あの、あの顔。そう、あの。
あの…
言葉、声、あ、あ、

やめて


自意識を脳内から引きづり出そうと試みる。
脳内の自分に「お願いやめて」と訴えるが、「こっちのセリフだ」と言い返されてしまった。

苦しい


本は悪くない、この意識を彷彿とさせるためにその言葉を選んだのだろうから。だったとしたら作戦は成功しすぎだ。

離れない。
言葉が頭から離れない

声が、離れない


そうだ。嫌いなやつはいつだって視界と耳の端をかすめる。気色悪い。
でもそれは「気にしてしまっている」からだ。
「気にしない」ことを身につけないといけない。

…なかなか厳しい。


嫌な記憶ばかり浮き彫りだ、ああ、いやだ、

楽しいことが嫌なことの間をたくさんの幸せな水で満たして炭酸がシュワシュワいうけど、でも嫌なことは島みたいになってて。
つねに海で泳げるわけではない。
泳ぎたくても、周りがそうさせないし、
勝手に手を掴んで人助けしたふりをするやつだっている。
…勝手、ね。
まぁきっと向こうが「正しい」のだろうさ。
私は社不だからね。

少なくとも。
私の記憶から消えてくれたらいい。
視界から、耳から消えてくれたらいい。
別に死は望まないでやるから。

消えて欲しい。


少し息が荒くなったか。
いやそんなことはないな。
ちょっと、ちょっと息がしづらいけど、涙が邪魔だけど、なんとか。


また、忘れられますように。

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