予定が欲しい病

久しぶりの更新です。
先日、珍しく何も予定のない休日がありました。
基本的に僕はスケジュールがいつも埋まっているので本当に珍しい事です。
その時に感じた事を書いてみたいなぁと思います。

僕は予定がないと一気に身体が動かなくなります。
誰かと待ち合わせをしていたり何かの予約が入っていたりすれば、その為に朝起きて支度をしたりする事はちゃんとできます。
しかしながら予定がないとぼんやりダラダラしてしまうのです。

きっと多くの人は普段忙しくして疲れているのだからそういう時は休んだ方がいいんだよ!という風に捉えるかと思います。
ところが僕の場合は、そのままでいると1日中なんとなく憂鬱な気持ちになってしまうのです。

僕はそれを何かをしなければならないという強迫観念があるからだと捉えてみたりもしました。
確かにそういう側面もあるのかもしれません。
しかしながらそれだけではないんじゃないかというのが今回の記事になります。

結論から言うと、僕が心の底から何かに夢中になりたいという事なんじゃないかという話です。
これは僕自身がADHD傾向が強い事とも関連が強いです。
ADHDは注意力のコントロールが難しくかつ極端な傾向にあります。
過集中と注意力散漫の両極端になりやすい。
夢中になりたいというのはつまりドーパミンを出したいという事でしょう。
何かに夢中にならなければ腑抜けになってしまうのです。

疲れているから予定がないと動けなくなる説もありますが、よく考えてみると僕は疲れていたら予定があっても動きが鈍くなったり体調が悪くなります。
僕の疲れセンサーは決して壊れているわけではないはず。
そこで湧いてきたのは、予定がないから疲れるという仮説です。

予定があると思うと疲れるとか急かされているような気持ちになるという人も多いですし、そういう感覚も僕の中にもあります。
しかしながら僕からすると予定がないよりマシなのです。
予定がないから疲れる理由はおそらくエネルギーが循環できない事にあると思います。

僕は非常に外向的な人間です。
外にエネルギーを放出する事で自分がどんどん元気になっていく感覚があります。
こういう人間は何もしていないと自分の中から湧いてくるエネルギーが滞って鬱屈して苦しくなってしまうのではないでしょうか。
きっとこの感覚は内向的な人からはなかなか想像し難い感覚かもしれません。

特に外向的なADHDの場合はこの傾向は顕著になるのではないでしょうか。
というのも予定がない時のADHDというのはとにかく考え事が多くなってしまいがちだからです。
ADHD特有の多動というのは目に見える行動だけではなく、思考にも現れるというのはもっと知られてほしい特徴です。
思考の多動、僕はこれを過思考と呼んでいます。
なぜADHDの症状に不注意があるのかと言うと、過思考による脳内の情報過多に原因があると思っています。

ADHDの人は過労にならない程度に予定を積極的に入れたほうが良いのではないかと僕は考えています。
とにかく外に出る時間が多く必要です。
ADHDは電車に乗って都会に出るまでの時間も知らないうちにもの凄く脳を使っています。
僕自身がADHDというのもあり、ADHDじゃない人の脳がどうなっているかは想像でしか分かりませんが、おそらくADHDの人はADHDじゃない人に比べると想像以上に脳を使っているのです。

ただし外に出ると異常に疲れるというようなADHDの人は別です。
そういう人はおそらく元々内向的であったり、愛着障害などによって自尊心が低く、心や身体が繊細である可能性が高いです。
今回最も伝えたいのは、ADHDの人に限らず何もしたくないから休むが必ずしも正解ではないという事です。

以前どこかで若いうちに一生暮らせるくらい大金持ちになった人が仕事をやめて責任を負わなくなったら早死にしてしまったという話を聞いたことがあります。
それはつまり人間には適度に責任や目的が必要で、それが無くなるとモチベーションが失われてしまうという事でしょう。

最後に今回書いた記事と関連が深い記事のリンクを貼ります。


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