Group6 : 内容
こんにちは、Yuyaです。昨日、明日も休みやからまだ大丈夫か、と思っていて投稿を忘れてしまいましたすみません。ついに、この投稿で科目グループの解説が終わります。6教科あるので、全12投稿で約3か月かかりましたが、なるべく詳しく解説してきているので、最後も手を抜かず解説していきたいと思います。それでは、Group6 : 生物の内容を見て行きましょう。
授業は知識のインプット
生物では、他の科目と比べて一番授業が今までの講義と近い授業になっています。感覚ですが、先生が話してそれを聞くということを通常の授業とした時にはIBが求める生徒が進んで取り組んでいく授業とは少しかけ離れているように感じます。しかし、それには理由があります。高校1年生の時に生物を英語で受講していた私たちは、日本語での生物基礎の内容がほとんど頭に入っていないからです。その今まで習ってこなかった知識の補完のためと、新しく習う知識の獲得のために今はまだ暗記型の授業がメインなのかなと考えています。
上の写真は、実際に授業で使用しているプリントです。日本語の教材がないので、先生が印刷してくれたものを持ってきてくれるのですが、自分は理解力が乏しい方なので授業中で完全に理解できる方が少ないです。しかし、授業は2人なのでいつでも質問できる環境が整っていてとても有意義です。また、プリントだけでなくnotionというまとめサイトを2人で共有したり、Quizletという単語帳機能があるアプリで、すぐに一問一答で授業内容の振り返りができるようにしています。
話し合い、解き、悩む
授業はこのような感じなのですが、次に実際に問題を解いたときに初めて自分の理解度を知ることができます。先ほどの一問一答も知識を復習する上では大切ですが、そのままこの単語の意味として正しいものを選ばせたりその単語を書くだけというものではありません。IBの生物では、その総合的な知識を活かせているかが問われています。4択の問題もありますが、ほとんどが以下の形式のものです。
上の写真を見て分かる通り、単に一言答えて終わりという問題ではないのが読み取れると思います。また、問題を解く際に大切になるのが点数配分です。(a)では7点、(b)では5点分の配点があることが読み取れます。つまり、何かしら正しいことを書いていれば部分点を獲得することができるのです。私たちが参考にしているのが箇条書きをした際の1つが1点であると捉えています。
参考として今回は、(a)の問題だけ少し解説してみます。以下に解答例と講評を書きましたので是非見てみてください。
どうでしょうか。解答例では個人的に分かりやすい8個を抜粋してきましたが、問題1つに対してこれほど知識量が必要になります。また、解答をする際に同じような内容だと不正解とみなされることもあるので、その辺りのバランスもまた難しいです。講評でも、問題に対する生徒の出来具合や間違いの種類とその理由が書かれています。つまり講評から、IBがどのような解答を求めているのかなどを知るための重要な情報源になります。
社会問題とも絡めて
がらっと話が変わりますが、IAでは得られた知識からどのように社会を変えていくかということが求められています。私たちの授業は、日本語が多めですがたまに英語の先生が映像を見せてくれたり実験の仕方やそのデータの扱い方などを教えてくれたりします。そこで、今回は一つ過去に授業で行った話をしたいと思います。
この写真は、幹細胞の授業の時に鑑賞したNetflixのドキュメンタリー番組です。幹細胞とは、多様な種類の細胞に分化する能力を持つ細胞のことを指します。その代表例として胚が挙げられますが、その胚と人間の受精卵との関連でこの話が行われました。番組の中では、体外受精の歴史と問題点などについて語られていました。その中で、体外受精で使わずに捨てられてしまった受精卵は命を殺したのと同じことなのかという少し重い倫理的な話をしたりしました。一方で、ほうれん草の葉脈を使用して心臓の血管を再製する技術などを見ることもできました。このような、社会で活用されている生物学を使用した知識について考える機会もあるのです。
この辺りでGroup6の内容編は終わりにしたいと思います。どの教科も、まだまだ書きたかったこともたくさんありますが、IBという少し変わった教育プログラムでどのようなことが行われているのかを知ってもらえるいい機会になっていれば嬉しいです。今後も投稿していくので、是非見てください!それでは次はCore科目編でお会いしましょう!
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