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Group4 : 内容

こんにちは、Yuyaです。ここからは理系科目の解説になります。ここからは全てSLで受講している科目なので、前よりは深く書けないかもしれないですが、授業の方針は理系科目の方が決まっていることが多いので、その部分を中心に執筆できればなと思っています。それでは、Group4 : 化学の内容を見て行きましょう。

予習型の授業

化学の授業は基本的に予習型です。しかし、私たちの代からカリキュラムが変更され、手元に教科書がないため、学習が少し大変です。手元にあるのはIBが出版している「Course Guide」と呼ばれる問題集だけで、授業のコンセプトが書かれた教科書はありません。オンラインの教科書はありますが、基本的に使いにくいため、私はあまり利用していません。その代わり、先生が以下の写真のようなWeekly Scheduleという予定表を作ってくれています。

ドキュメントにまとめられている Weekly Schedule

ここには、いつ、どこで、誰が、どんな内容の授業をするのか、そしてその単元を助ける動画のリンクなどを書いてくれています。私は、毎週日曜日にこのドキュメントを見て予習を行ってます。それでは、次に授業のことについて話します。

授業での様子

授業では、先生が説明して理解するのではなく、生徒が自分のパートを責任を持って他の生徒に説明する形式です。そのため、生徒たちは単に覚えるだけでなく、深く理解することが求められます。また、全員が理解できるようにわかりやすい説明をすることも求められます。これは、暗記中心の授業から生徒の主体的な学びを重視しています。授業の内容がより実践的で、理論だけでなく応用力も身につけることができるようになりました。さらに、化学の授業は英語で行われているため、英語の専門用語を理解し、定義を正確に使える能力も必要です。実験をする際や、英語の文献を読む際にも、理解しやすくなります。

配布されるプリントと解いている様子

また、写真にもあるように、授業では関数電卓とData Bookletが重要な役割を果たしています。関数電卓は主に複雑な計算を行うときに非常に役立ちます。この電卓は数学的な問題を迅速かつ正確に解くための強力なツールですが、IBが重視しているのは、単に計算ができることではなく、計算の背後にあるコンセプトを深く理解しているかどうかという点です。Data Bookletは、左上にある周期表が印刷された冊子で、授業において非常に重要な役割を果たします。この冊子には周期表だけでなく、化学の公式や有名な定数(例えばアボガドロ定数)なども含まれています。試験の際には、Data Bookletを活用して問題を素早く解決することが求められます。つまり、関数電卓とData Bookletを使用することによって、生徒は実際の化学の問題を解決するための実践的なスキルを身につけることができるのです。

評価方法の明確化

IBでは、シラバスという指導要領的な資料があります。このシラバスに基づいてIBの成績が決められますが、同時に学期ごとに学校でも成績を出す必要があります。そのため、先生は学期の成績を決めるために必要な要素や配分が明確に記載されています。これにより、生徒は自分の成績がどのように評価されるのかを理解することができます。さらに、シラバスを通じて、生徒は何をしなければならないのかを視覚的に把握することができます。成績評価の基準が明確に示されているため、生徒は自分の学習計画を立てやすくなります。このように、シラバスは単に成績を決定するためのガイドラインではなく、生徒が自分の学習の進捗を管理し、目標を達成するための重要なツールとなっています。

Unitの評価方法とルーブリック

この写真からも分かる通り、成績の80%はPaper testが占めています。この配分は本番試験と同様であり、最終試験がいかに重要であるかを実感する良い機会となります。Paper testは学期中に学んだ内容を総合的に評価するもので、試験準備が生徒にとって非常に重要です。しかし、それ以外の評価要素も多岐にわたります。成績は個々の学力だけでなく、グループでの協力も必要です。例えば、実験やプロジェクトではチームワークが重要であり、グループ全体で協力しないと良いスコアを取ることが難しくなっています。さらに、日々の授業や課題も評価に含まれています。これには、授業での積極的な参加、課題の提出、プレゼンテーションなども含まれます。

このように、理系科目には、文系科目にはない要素もたくさんあります。化学は、英語なので躓くことも多いですが、コンセプトを理解することで解ける楽しさもあるので、苦ではないです。さらに、写真にお菓子などが写っていたと思いますが、一か月の最後の授業は少しパーティーのような時間があるので、それも心の支えになっています。それでは、今回はこの辺りで、次回はGroup5でお会いしましょう!

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