CAS : 概要
また3連休で少し気持ちが浮かれていました、Yuyaです。前回、Core科目2科目目のEEについて話しました。とてもしんどいCore科目の一つなので書いていても読んでいても疲れたかもしれません。そんな中で、Core科目最後の科目であるCASというものについて解説していきたいと思います。ちなみに、Core科目の中で唯一採点されない科目であり、他の2つとは心持ちが違うのでゆるく聞いてもらえれば助かります。
CASとは
Core科目は、これまでのTOKやEEと同じように略称です。CASの正式名称は、Creativity, Activity, Serviceです。日本語では「創造性・活動・奉仕」と呼ばれます。ここからもわかるように、CASというのは複合的な取り組みなのです。これを、IBDPの開始と同時に正式に開始し、少なくとも18か月間にわたって定期的に継続し、バランス良く実践しなければなりません。ちなみに、ここでの定期的にというのは、1週間に3-4時間程度を指します。
このように、CAS活動では、決まった取り組みというものがなく基本自由にすることができます。自分が好きなこと、興味のあることを通して以上のようなことを達成できるように自分なりにプランを練る必要がありますが、CASでは単発の活動でも継続的な活動でも認められます。また、公式に3回、CASコーディネーターと面談する機会があります。
CとAとSでの取り組み
まず、Creativity(創造性)では、アイデアを探究し拡張する取り組みを通じて、オリジナルの作品やパフォーマンス、または独自の解釈を表現し た作品やパフォーマンスにつなげるという内容です。次に、Activity(活動)では、健康的なライフスタイルに寄与する身体的な活動を実践するという内容です。最後に、Service(奉仕)は、コミュニティーが実際にもつニーズに対応するための、協働的かつ互恵的な取り組みに従事するという内容です。また、ここでのニーズが誰かが求めている真のニーズなのかをしっかり自分の中で言語化しなければなりません。
CASプロジェクト
この、CASを一人ですることもできますが、IBの卒業資格を取得するためにはタイトルにあるCASプロジェクトいうものに取り組まなければなりません。これは、他の人と協力して 行い、1 か月以上にわたって段階的に進めていく、一連のCAS活動です。この中には、計画や準備、行動や振り返りなどが含まれますがこの振り返りがこのCASでは特に大切になります。また、このCASプロジェクトにはCASコーディネーターとは異なり、1人以上のアドバイザーが担当することになっています。
CASの生徒はすべて、CASに取り組んだ証拠としてCASポートフォリオに記録をつけ、完成させます。CASポートフォリオとは、CAS活動、および生徒の振り返りのエビデンスを集積したもので、成績に反映されるものではありません。このCASポートフォリオの提出の仕方は、学校によって異なりますが紙媒体でしている学校もあればオンラインの打ち込み式の学校もあります。
7つの学びの成果
とは言っても、どのようなCAS活動をしていいわけではありません。CかAかSに含まれることは前提ですが、今から話す7つの学びの成果というものをCAS活動を通して全て達成されていなければなりません。学びの成果のなかには、何度も達成するものもあれば、それほど頻繁には達成しないものもありますが少なくとも一度は達成したことを CAS ポートフォリオで示さなければなりません。それでは、そこで必要な7つの学びの成果の内容とは何なのでしょうか。
どうでしたでしょうか。個人的に、前回のEEがやはり一番難しかった教科だと思います。なので、このCASはまだ理解がしやすかったのではないでしょうか。IBでは、このように自然と課外活動を行う機会が設けられているといっても過言ではありません。また普通なら勉強ばっかりしていると疎かになる運動も、Aで確保できたりもするため、自分の息抜きと同時に達成できてCASをしているときは一石二鳥を意識してみるのも面白いかもしれません。それでは、この辺りで失礼しますー!
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