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IBの評価

こんにちは、Yuyaです。今回は、実際にIBではどのような評価がされているのかについて最終試験という観点から語っていこうと思います。途中の各科目の成績やMockテスト、学校の成績のことなどは今回含めていないです。それらの内容は、また各科目の話をする際や、時期が近づいてからしようと思うので気長に待っていてください!

最終試験とは

IBには最終試験というものがあると、#2「IBのキホン」にて書きました。しかし、その最終試験というのはどのようなものなんでしょうか。

まず最終試験というのは、IBスコアに大きく関わる共通テストのようなものです。IBのメリットでも挙げた海外進学の際にこのIBスコアを基に出願・進学先の決定にもつながります。IBの最終試験は、毎年5月と11月に年に2回ありますが、日本では11月試験を採用しています。というのも、5月というのは9月始まりの多くの国で採用されているカリキュラムで行った時の日程であり、日本は学年の開始が4月なので11月試験を受けるのが一般的なのです。

また、少し余談ですがM20やN21とIB生は呼んでいますが、これはMay(5月)とNovember(11月)の頭文字のMとNで、後ろの数字は最終試験が西暦何年にあるのかということを表しています。なので、私の場合はN25です。

最終試験の内訳

IBの最終スコアは、45点満点でつけられます。内訳は、6つの科目グループが各科目ごとに1から7までの7段階評価と、Core科目が0から3までの4段階評価です。そして、この45点中24点以上のスコアを取得するとIBDP資格を取得できます。また、24点以上のスコアを取得していても以下の要件をクリアしていないとIBDP資格を取得できません。

最終試験 : 得点の内訳

*IBDP取得にならない条件

・CASの要件を満たしていない
・Core科目に「E」や「N」の評価がついている
・6つの科目グループで「1」の成績がついている科目がある
・6つの科目グループでHLを選択している3科目の合計が12点未満

これらは、一部の条件で他にもたくさんありますが、主にこのあたりで引っかかることが多いと思うので追記しておきました。また、このCore科目の評価の話はいつかしようと思うので今は一旦そんな指標があるんだなあ程度に知っておいてください。また、Core科目の中でもCASは点数に入らないですがしていないとDP取得できないので気をつけましょう。また、TOKやEEも最大3点だからと言って捨てるという選択肢はないです。ちなみに、このCore科目の評価の付け方はほとんどが以下の通りです。

Core科目の得点計算

このTOKとEEにもたくさんの試験と評価基準がありますが、今はまだ解説しません。興味のある人は先に調べてみることをお勧めします。それでは次に評価の種類についてお話しします。

内部評価・外部評価

IBの評価は主に内部評価と外部評価に分かれています。文字通り、内部評価というのは学校の先生が評価しIBに報告するもので、外部評価というのは私たちが解いた試験問題をIBの本部に提出して採点されるというものです。ちなみに、内部評価だからと言って適当に高評価をつけているとIBから差し戻しされます。つまり、IBの評価基準によって内部評価も外部評価も正式に評価されているのです。その評価基準が載っているものを私たちはシラバスと呼んでいます。シラバスは各科目にありとても長いですがそれを読むことは高得点を取るための秘訣です。シラバスは数年ごとに改定されますが、早く読んでおいて損することはありません。調べれば出てくると思うので、こちらも興味のある人は調べてみてください。

最後になりますがIBDPは45点満点中24点以上と半分の点数を取得できるように感じますが、実際には70%の人が取得しています。この割合について多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだとは思いますが、本気で2年間勉強に費やしてきた人の30%はDPを取得できないと考えると恐ろしいものです。ちなみに、2023年11月試験での平均点は29.1点です。噂では40点を超えるとHarvard UniversityやYale UniversityなどいわゆるIvy Leagueと呼ばれる大学への進学ができるくらいなので、40点を超えるスコアを取得するのは相当難しいことが分かると思います。このように、毎試験ごとの得点率や科目ごとの内訳もIBの資料に載っているので是非見てみてください、2023年11月試験の概要は以下に貼っておきます。それでは、次回でお会いしましょう!

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