毎日どれくらい練習するんですか
さてさて、まずはお知らせですが明日は"Project QuO"での有料配信ライブがあります。
Project QuOとは山下Topo洋平さんのケーナ、茨木のオカリナ、そしてピアノ森悠也・パーカッション相川瞳・ベース箭島裕治という5人編成によるバンドです。
いつも素晴らしいメンバーに囲まれて演奏しています。曲も良いし演奏もすごいことになってると思いますので是非ご覧ください。
配信は山下Topo洋平さんが「シラス」というサイトでやっている配信チャンネルよりお届けします。
▼配信URL
https://shirasu.io/t/topo/c/topo/p/20211026
▼登録方法等について詳しいことはtopoさんがまとめてくれていますのでよろしければご参照ください。
https://note.com/topoyohei/n/nf87e4b47f388
明日の配信を単発で購入いただくこともできますが、ほとんど同じ料金で一ヶ月分の月額で登録することもできます。
そうするとこのチャンネルの全ての配信を見ることができるようになりますので断然お得。以前に僕も出演させていただいた回などもまだアーカイブが残っています。
▼6月20日の配信アーカイブ
https://shirasu.io/t/topo/c/topo/p/20210601
つまり月額登録した場合のシステムは僕がやっているYouTubeのメンバーシップとなんとなく似ている感じですね。違いもありますが。是非おうち時間を楽しみたい方どんどんご活用ください。
もちろん明日のライブ単発でも大歓迎ですので、沢山の皆様のご視聴お待ちしております。コメント欄とかもあるので是非リアルタイムで参加して楽しんでください。
Project QuOってどんな感じなんだろうという方、こちらにライブの動画もありますので是非ご覧くださいませ。
▼とあるライブのダイジェスト
https://youtu.be/mYZjxk1dWtc
▼「穴の空いた満月」
https://youtu.be/46byel3lMtU
さて、本番がちょっと重なってきて練習不足になっている自分への自戒も兼ねて、今日は「練習時間」について書いてみようと思います。
よくいただく質問で、「毎日どのくらい練習してるんですか?」というのと「プロの音楽家のみなさんってどのくらい練習してるんですか?」みたいなのがあります。
とりあえず一番正しい回答としては、
日によります
っていうのと
人によります
っていう所ですね。
毎日のルーティーンのように決まった時間練習する人も中にはいるかもしれないけど、僕は全然そんな感じでは無くて、演奏以外の仕事も色々していると一日の間一度も楽器を触らない日も普通にあります。
先日ブログは一年間欠かさず続いたと書いたけど、同じように「毎日これだけは練習しよう」って決心したことは数えきれないほどあります。
でも続いたためしがありません…
そして多分ですけど僕の練習時間って他の演奏家の皆様に比べたらかなり少ない部類になると思います。
今からその言い訳を書きます。
僕の場合基本的にトランペット出身の演奏家なのですが、トランペットって数ある楽器の中でもおそらくトップクラスに長時間練習に向かないんですね。
唇などがバテてしまうんです。
それでも無視して練習したこともありますが、翌日の調子が完全におかしくなったりして、長期的にみるとやはり無理をしない練習時間のコントロールが大切だなと感じます。
短距離走の選手とか、野球のピッチャーのような感じですかね。むやみに本気で走る練習をやり過ぎてしまうと結局体を壊してしまう。
なので大学受験の時ですら、音を出して練習するっていうのは「ちゃんと良い練習ができる」時間でいうと2~3時間くらいが限度だったかもしれません。
そのくらいの感覚で生きてきたので今でも練習時間が短いのかもしれませんという言い訳でした。
でもトランペット奏者がみんなそうなわけではなく、朝・昼・夜と二時間ずつ練習して一日6時間ですという人もいます。凄い人たちは結局もれなくめちゃくちゃ練習しています。
すごい人たちが6時間練習してるなら自分はそれ以上練習しなきゃダメだと思ってやったりもするのですが、コンディションのコントロールがうまく行かないので結局それで調子を崩して、またあまり練習できない日が続いて、調子に乗るとまたやり過ぎるというのを繰り返してきました。
ピアノやヴァイオリンの人とかはもっとすごい時間練習しているような人も沢山いるでしょうね。
管楽器でも大学受験前とかは10時間以上練習しているような人もいました。
練習は量より質である、というのは間違いないと思うのですが、質の良い練習を量やれるにこしたことはないかな。
ただ、これも言い訳に近いのですが、ここまで書いたことって楽器で実際に音を出すという意味での練習なのですが
それ以外にも広い意味での「練習」としてやることは沢山あります。
歌を歌ってみたり、楽譜を読み込んでみたり、音楽を聞いたり。
トランペットやオカリナのような管楽器だったら、実際に音を出さなくても指だけ動かして口ずさむのも立派な練習です。
こういう練習は唇がバテて音が出なくなってもできるんですね。
お風呂に入りながらでも布団に入りながらでもできる練習はあります。
だからこそうまく行かない時はしんどかったですけどね。
大学受験前、一番スランプだった頃は本当にトランペットを地面にたたきつけたくなるくらいストレスが溜まって、ずっと習慣のように聞いていた音楽を聞くのが辛いようなときもありました。
細かく言うと全部の音楽が辛いのではなく、同じトランペットでもAさんの音は聴けるけどBさんの音は聴けないみたいな状態です。
なんとなく音色の傾向が自分が苦労している方向にリンクする音なんですよね。
ずっと好きで聞いていた音がすごいストレスに感じた時は自分でもびっくりしました。
ついやり過ぎちゃうような人は音楽そのものから距離を取るような時間もまた大事かもしれません。そしてその気になればできる練習はいくらでもあるので、気持ちがのっていればどんどん向き合っていられれば良いと思います。
たしか前におすすめのタンギングの練習について書きましたね。それも歩きながらとかでできる、楽器を使わなくてもできる練習の一つだったりします。
▼『どこでもできるタンギングの練習』
https://ameblo.jp/baibaiba/entry-12684446894.html
そんな感じで、休むことも練習の一部だし、筋トレとかと同じで休ませている時間に成長することって色々あるんですね。トランペットの唇に関しては睡眠もしっかりととらないと回復しません。
なので音楽のために使っていない時間は結局一秒もないので、今度から一日何時間練習してるんですかって聞かれたら24時間ですって答えようかな。
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