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vol.2【マルシェを通して町屋の良さを感じて欲しい】 

5月21日、今年2回目となる「町屋deマルシェ」が常陸太田市町屋地区で開催されました。
町屋を歩きながらマルシェを楽しむことができるイベント。その代表者をつとめられている池田由香さんに、今のお仕事のことやマルシェ開催のきっかけ、町屋への思い、今後の目標などをお伺いしました。
これから3回に渡ってお伝えしていきます。

vol.1  グループセブン(コンビニ)を始めたきっかけ  はこちらから ↓↓↓



vol.2 「町屋deマルシェ」を開催することになったきっかけ

地域に根付いたコンビニを経営している由香さん、なぜ、マルシェを開催しようと思ったのか。そのきっかけについて聞いてみました。

「去年の5月頃、コロナの影響もあって、通っていたスポーツジムを辞め、近所を歩くことが多くなりました。町屋を歩いていると、高齢化が進み、住んでいない住宅があることや、草の手入れなどを年配の方が行っていることに気づきました。
このままでは町屋の美しい町並みは保てない、水を張った田んぼに早朝に映る黒磯バッケ(※)の山並み、この風景が何とも美しい。私の大好きなこの景色をみんな知ってほしい。何度も歩いてみて気づいた、生まれ育ったこの美しい町屋の風景を10年先にも残したい。」
(※)黒磯バッケ・・・常陸太田市を通る登山道の一部。茨城県北ロングトレイルのコースにもなっている。

地域のために何かできないか考えた由香さん。まずは町屋の良さを知ってほしい、その思いでマルシェ開催を決めたといいます。


お人柄が滲み出る由香さんの優しい笑顔。

何から始めると良いか?まず身近な友人にマルシェへの思いを伝え、一緒に町屋を歩いてもらうことにしました。その友人からは「ゆかさん!ここでマルシェできるじゃない」と、さらに歩いた先で出会った町会の方からは「いいなあ!それはいいなぁ。やっぺ!!」と頂いた言葉でますますマルシェへの思いを強くした由香さん。
その後、協賛してくれる事業者、賛同者の方も集め、出店者については、他のマルシェに自ら赴き、参加への声掛けをしたといいます。

初めて他の方に計画を話してから、約半年間後の10月、由香さんの行動力、熱い思いがみなさんを巻きこみ、1回目のマルシェが実現開催されました。

「お客さん、本当に来てくれるのかな?500人くらいかな?」と話していた来場者数は、なんと2日間で5,000人近く。
  マルシェは町の旧道を会場にし、飲食店やクラフト作家など約40店が出店。通りの家々を訪ねるような感覚で町歩きを楽しんでもらいたいとの思いを込めて開催された。多くの来場者、ボランティアさんにも恵まれ、地域の方とイベントを作り上げ大盛況でマルシェを終えたそう。なお、今年開催された第2回マルシェでは、1日のみの開催でしたが、約60店が出店し、およそ3,000人の来場者があったとのことでした。

Vol3へ続きます。