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私らしい薔薇の香水を探した話【前編】

 私はゲームで使用していたログインIDから、長い事ネット友達に「roseさん」と呼ばれてきました。
 薔薇が好きな花なので何となくそのIDで登録しただけで、まさか人からそう呼ばれる事になると思っていませんでした。

 ありがたい事にオフ会で会った仲間達からは「roseさんはローズって感じ。会ってすぐ分かる」「名は体を表す」のように言って頂く事が多く、どういう事かは謎としても好きな花が似合うと言って貰えるのは嬉しい話でありました。

 現在使用しているHNにも「ばら」の字が入っています。

 そんな私が昔から気に入っている薔薇の香水がありました。

 BODY FANTASYS ローズペタル !!

 50ml 605円!
 なんてコスパが良いのでしょう。

 しかもこちら、余計なフルーツや他の花が混ざっていない、混じり気のない新鮮な薔薇のブーケの香りがするのです。
 何も言われなくても「あ~、薔薇の香りだなあ」と分かるような香り。
 それに、ちょっと香り立ちが強い感じはするものの持続力が高い。

 でもこれ、廃盤になってしまっていたのです……。

 復刻企画でも選ばれなかった模様。
 なんで!! 華やかでいい匂いなのに!!

 いま使ってるのが無くなった時の為に後継者を見つけておかねばな……。
 そもそも、私はもういい大人になってしまったので愛用の香水?BODY FANTASYSです!というのもどうなのか?という気はする。いや別に駄目という事は無いんだろうけど。

 どうせなら、これぞ私!という自分らしいお気に入りの香りを見つけたい٩( 'ω' )و
 香り立ちも今より少し柔らかめだと使いやすい。
 出来れば瓶もお洒落だったら嬉しい。

 というわけで香水を少量ずつ購入できるサイト(Celes)で気になる薔薇系香水を色々お試ししてみました。

Jennifer Lopez – Glow by JLO

 「薔薇石鹸の香り」「シャワーを浴びた後の肌の香り」と有名で、絶対使いやすいし好みの匂いだろうと思い普段使い用に最初からフルボトルで購入してしまった。
 100mlボトルでも¥4280!

 付けたては結構濃厚なお花の香り。
 ネロリやオレンジブロッサムなのかな?天然のネロリ精油はちょっと苦みばしった感じのある香りなんですけど、これはそこから苦味を減らして甘くした感じがします。
 蜜たっぷりのお花。虫になって惹き寄せられそう(笑)

 肌に馴染んでくると濃厚さが和らいで清潔な感じが出てきて、フローラルな石鹸のようになる。
「大人っぽいお姉さんの石鹸」の香り!
 清楚なお姉さんにもセクシーなお姉さんにも似合いそうです。

 ただし、薔薇も含まれてるけど「薔薇石鹸」というか「フローラルな石鹸」って感じ。
 私だけかもしれないけど、なんかアセロラジュースの風味と似たような印象も受けた。

 季節やシーン問わず使いやすい香りだと思いました。

Penhaligon’s – Elisabethan Rose

 これは美味しそうな香り。
 トップがヘーゼルナッツ、オレンジ、シナモン、アーモンドなんですね。

 ナッツのクリーミーな感じがします。
 オレンジと薔薇を乗せたケーキのような香り!
 薔薇も感じるけど意外とグルマン系寄り。お菓子のようにも、お洒落な雑貨屋さんに置いてるアロマキャンドルみたいな感じにも思える(?)。
 クリーミーで丸い印象の、きつくない匂いです。可愛らしい感じ。上品で愛らしい服装に合いそう。

 ペンハリガンはポートレートシリーズのローズ公爵夫人も気になっていて、そちらの方が私が求めている香りに近そうな気がするのですが、Celesではまだ取り扱いが無いみたいでした。カラリアにはあるらしいけどどうしようかなあ。


Maison Francis Kurkdjian − A la rose

 アラ~~、これも可愛らしい印象の美味しそうな香りです。
 柑橘の甘酸っぱいフルーティーな感じと薔薇がブレンドされています。

  最初はだいぶフルーティーで、フローラルの割合が時間経過ごとに上がっていきます。でもわりと最後までフルーティーなイメージが続いていたような印象。

 エリザベンローズよりも薔薇感は伝わりやすい香りかも。
 あっちがオレンジと薔薇を乗せたケーキなら、こっちはフレッシュオレンジジュースと薔薇みたいな感じ(?)


Sabon – Rose Tea

 これはなんか難しい香りだった……。
 埃っぽいような、お香の煙のようなラムネと石鹸の匂いがするんですよね……。
 なにこれ??
 時間が経つごとに、甘めのお香という感じになってきます。

 そのうち慣れるかなと思って何度か試してるけどその度なにこれ??ってなってる。
 でもこの埃っぽさと線香っぽさがなんかノスタルジックな感じ?

Liquides Imaginaires – Dom Rosa

 「ワインの美しさの犠牲となり、薔薇が流した血の香り。」というキャッチコピーが美しすぎる……。

シャンパンのシュワシュワした甘酸っぱい葡萄の感じがバッチリ再現されています。
 お酒感も表現されてるけど、アルコールのきつさを感じるわけではないので、ちょっとシャンパンというかシャンメリーのようにも思えるぐらいの優しい感じ。
 その後ろにうっすらと淡い薔薇が居る。

 これもThe・薔薇!という感じではなくフルーティーだけどいい香り。
 大人っぽいけれど難しくなく素直にいい匂い! ほんのりと纏えばディナーの時とかにもお料理の邪魔をせず使えそう。


Frederic Malle – Rose Tonnerre

 こちらも薔薇とワインの組み合わせなんですが、嗅いでみるとちょっと個性的な香りという印象。

 フレッシュで力強い薔薇と一緒にミツロウみたいな匂いがします。ハニーとベチバー、パチュリ等が混ざった香りなのでしょうか?
 薔薇を土や根ごと香水にしたよう、というレビューが多いのもちょっと分かります。

 ワインは私はよく分かりませんでした。そう言われればそれっぽいかも??という感じ。
 エキゾチックな薔薇のお香にも少し似ている。

 付けて暫く経つと雑味が減って薔薇らしさが増していきます。

 甘さもアーシーな感じもある濃厚でかっこいい薔薇。ドレス、スーツ、モード系の装いに合いそうです。


Aux Paradis – Rose

こういうのでいいんだよ( ˇωˇ )

 The・薔薇! シンプル。それでいて爽やか。
 生花感ありますが強い青みを感じるわけではないですね。ローズウォーターみたい。すっきりしていて普段から使いやすそう。

 華やかではあるし、ほぼ混じり気のない薔薇そのものの香りなんだけど、同じ系統のよく似た香りに比べるとゴージャスというより清楚なイメージが湧きます。すごく嗅ぎやすい!

 時間が経つと生花というより薔薇の石鹸みたいな感じになっていきます。
 爽やかなローズから薔薇石鹸へと移ろうピュアな香り。
 どんな格好にも合わせやすそうです。


Diptyque − Eau Rose

 有名だしラベルも美しいので期待大だったこちら。

  トップに生花ではなくメロンや瓜みたいな青みを感じてしまって、最初それがちょっと苦手かなと思いました。
 あと多分ライチ等のフルーティーな感じがする。美味しそう。
 薔薇そのものの香り!みたいなレビューが多かったんだけど、私の鼻と肌ではあまり薔薇感を感じれなくて無念……。

 でもほんのりした香り方で普段から使いやすそうではあるし、なんかクセになる感じがする。
 むしろいかにもな薔薇が苦手な人に贈りたくなる、みずみずしいフルーティーフローラル。


Jo Malone – Red Roses

 生花の新鮮な青みを感じる薔薇と、さり気ないはちみつレモンの香り!

 これもまたシンプルでThe・ローズな香り。
 リアルな薔薇の芳香を、はちみつとレモンが軽く爽やかにして纏いやすい香りだと思います。

 どちらかと言えば可憐な印象に纏まっています。上品で可愛らしいお洒落をした時か、夜のリラックスタイムに使いたいですね。
 クール系の格好の時に使ったらギャップがありそう(でも、それはそれで良いかもしれない??)。


 長くなるので一旦区切ります。
 また次回!

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