「オンライン焚き火飲み会」や「ポップで楽しい"ラジオ体操"」など、楽しい企画を 《わくわく実行委員会》 を立ち上げて実行しちゃおう! (大変な状況のなかでの暮らしのヒント)
今日紹介するのは、《わくわく実行委員会》です。
最近、なるべく外出を控え、家のなかで仕事をしたり子どもと過ごしたりしている人が多いでしょう。
そうすると、どうしても、いつものメンバーでいつものこと、とマンネリ化しがちです。
だからといって、遊びに出かけたり、友達と飲みにいったりということは、難しい状況です。
どうしたら、この閉塞感を払拭できるのでしょうか?
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そこで、このような状況だからこそ、いろいろな人を巻き込みながら、日常に彩りを添える楽しい企画を仕掛けてみます。
ふだん離れて暮らしている家族や親戚、友達に連絡をして、何か楽しいことをしようと持ちかけてみます。
以前《ゆるやかなつながり》のときにも紹介しましたが、実家の親とつないだ遠隔飲み会というのもいいでしょう。
Zoomを使わなくたって、LINEのグループでビデオ通話するだけで、遠隔飲み会はできます。
友達や同僚とは、すでにオンライン飲み会の経験をしているかもしれません。
でも、僕が先日参加した飲み会は、格別でした。
こんな素敵な遠隔飲み会は、ぜひ僕も実行したいと思いました。
それは、どういうものだったかというと・・・・
なんと、焚き火の映像を共有して、みんな部屋を暗くして、その焚き火を見ながら、キャンプのときみたいに話すというオンライン飲み会です。
焚き火………ちょっとハードルが高いな……と思った人がいるかもしれません。
大丈夫ですよ。
実際に参加者の一人が焚き火をしているわけではないのです。
全員が自分の部屋からつないでいます。
最近は便利なもので、YouTubeに焚き火の映像がアップされていたりします。しかも、3時間くらいの長い映像が。
例えば、こういうものです。
"4K 焚き火BGM動画でくつろぎの3時間【安眠・癒し・作業用BGM】"
こういう映像をZoomの画面共有で表示すれば、みんなで同じ焚き火を見ながら語り合えます。
パチパチ、パチパチ。木が燃える音を聞きながら。
参加者が自分の部屋を暗くすると、雰囲気は抜群になります。
部屋が暗いので、お互いに顔がほとんど見えないのですが、パソコンの画面の光でたまに少しだけ見える。
そんな感じが、本当に夜に焚き火を囲んでいるような雰囲気を醸し出します。
最近、相手の顔をしっかり見ながらの遠隔ミーティングばかりで、少し疲れますよね。
リアルなミーティング以上に、相手の顔を見ている気がします。
でも、本当は僕らが話しやすいのは、こんなふうに焚き火を見ながらとか、ドライブしているときとか、海を見ながらとか、カウンター席で横に並んで座っているときじゃないですか。
そういう演出を、オンラインで実現しちゃおうという企画です。
このオンライン焚き火飲み会のときは、とてもよい時間を過ごしました。
Zoomでつないでいるのに、とても落ち着きました。
この時の経験を、Facebookやtwitterで投稿したら、みなさん、たくさんの反響をいただきました。
「早速やってみる!」という人も。
そういう方々が、友達・同僚とこういうのやろうやろう、と盛り上がるということが、もう《わくわく実行委員会》そのものです。
こんなふうに、オンラインでのつながり方も工夫次第で、素敵な思い出深い体験にすることができます。
《わくわく実行委員会》は、必ずしもオンラインでつなぐ話だけではありません。
家にいると、どうしても運動不足になりがちですよね。
そこで、真面目に運動するのもよいですが、楽しく体を動かすのはどうでしょうか?
アメリカの小学校でおすすめされていたこの動画なんかは、とても楽しいですよ。
"Pop See Ko - Koo Koo Kanga Roo | GoNoodle"
こういうのって、子ども騙しに見えて、やってみると、大人が一番大変なんですよね。
ラジオ体操も、子どものときには「これ、どんな意味があるのかな?」と思っていたと思います。
でも、大人になってやってみると、結構きつい。
それと同じです。
この動画に合わせて動きを真似してみると、子どもは大はしゃぎで、大人は結構体を動かす絶好の機会になります。
こういうのを、家族みんなでやったり、親戚・友人に紹介したり。
「みんなで朝やろう」なんて声をかけて、ラジオ体操のように、でも圧倒的に楽しく、朝体を動かすなんて企画をするのも、《わくわく実行委員会》のひとつです。
別に、朝のその時間に、zoomやLINEビデオ通話でつながなくたって、それぞれの家でやっていると思うだけで楽しいものです。
このように、家族・親戚・友人などと、つらいニュースや大変な状況についてではなく、わくわくする企画について話すコミュニケーションをとると、気持ちが明るくなってきます。
そして、一緒に企画することで、離れていても一体感を感じることもできます。
何よりも、その準備の時間や、実際にやっているとき、素敵な時間を過ごすことができます。
ぜひ、みなさんも、《わくわく実行委員会》を立ち上げ、楽しい時間をお過ごしください。
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この《わくわく実行委員会》は、認知症のご本人やご家族のよりよい暮らしをつくるためのパターン・ランゲージ『旅のことば:認知症とともによりよく生きるためのヒント』に収録されているものです。
もともとは、認知症の進行でつらさや悲しさを感じる日々のなかでも、笑顔や笑いを失わないで暮らしていくためのコツです。
介護では身近な家族だけが、自分たちで抱え込んでしまいがちです。
そのような状況のなかで、たまには、いろいろな人を巻き込んで、楽しい企画をしましょう、ということをおすすめするのがこの《わくわく実行委員会》です。
外出を自粛し、在宅勤務になり、学校が休校になって、家のなかですごしている現在、このように、ちょっとした工夫で暮らしに彩りをもたらすということは、とても大切なことです。
さて、あなたは誰とどんなわくわくを企画しますか?
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