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自己紹介

私は岐阜県岐阜市でサニーサイドインターナショナルスクールという幼稚園+小学校+中学校を経営しています。
厳密には、幼稚園に関しては日本の法律における一条校と言われる「学校法人立」のプロパーな認可幼稚園ですが、小中学部についての法的な位置付けは無認可、つまり「フリースクール」と呼ばれるカテゴリーになります。

大人しく、幼稚園の園長先生をやっていればいいものを、ある時ひとりよがりな使命感に目覚めてしまい、「日本の学校教育を変えるのだ!」と息巻いて、とんでもない大風呂敷を広げてしまいました。

今、うちの小中学部には100名を超える生徒が通っています。本来は幼稚園児が暮らす「園舎」に肩よせあって暮らしています。
「園長先生が日本の教育を変えるというから、その船に一緒に乗るんです」と私を信じてついてきてくれている生徒と保護者、また教師たちが全国から集まってくれています。

しかし世の中には「理想と現実」があります。私がイメージすることは限りなく理想的であったとしても、実際にそれを形とし、持続可能なものとしていくには、資金の問題、法律の問題、世論、人材・・・生々しく、かつ厳しい現実の連続です。

でも、どんなにその壁が高いものであったとしても、今の私に後戻りする選択肢はありません。No point of returnというやつです。

私の地域ではそれを「あなたがしていることはとても無責任だ」という人たちもいます。実際に私は自分の思いに多くの人を巻き込んで、とても迷惑なことをしているのかも知れないと思う時もあります。

でも、これからここに綴っていくすべてのことは、リアルであるし、もし最後、私が本当に人並みの学校を作ることができた時は、「諦めることさえしなければ、ひたすらねばり続ければ、大抵のことは叶うのだ」とそういうメッセージを、身をもって生徒たちに伝えられるのでないか、全国に、私と同じような思いで、学校教育に関わっている方々、フリースクール、オルタナティブ教育を人生をかけて運営している方々、我が子が不登校であることを親の自分が悪いのだと自分を責めている保護者の方々、そういう皆さんに私のような想像を超えるバカがいるのだと知っていただくことで、少しでもそれが共感や皆さんが各地で取り組んでいることへの安心感につながればと思っています。

このブログは誰に読んでいただきたいのかというと
(1)日本の学校教育は変わるべきだと考えている人、またそのために自らなんらかのアクションを起こしている人(フリースクールなどの経営者)
(2)国際バカロレア(IB)教育、海外の学校教育に関心のある人
(3)教員の方など「教育実践理論(ペダゴジー)」に興味のある人
(4)我が子が既存の教育制度になかなか馴染めず悩んでいる保護者
(5)自分も何か日本の教育を変えていくのに貢献できることはないかと考えている人
(6)私のリアルな苦労を知ることで「自分はまだましだ」と安心感を得たい人(→コレ間違いありません)
などかなと思います。

現状はまだ道半ばです。このブログが「完」となる時、それはこの学校が国に正式に認められる「学校」となる時です。
そして他の学校へ通う子どもたちと同様に扱ってもらえるようになるときです。
その日が来た時、、私はこのブログを閉じることになると思います。

物語を読む感覚でお付き合いいただけましたら幸いです。皆さんにお話ししたいこと、山ほどあります。

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