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四天王寺前夕陽ヶ丘に「シウ コーヒー」韓国のカフェ文化を日本に

※本記事は2022年7月時点のものです。最新の情報については店舗にお問い合わせ下さい。

 「Shiu Coffee (シウ コーヒー)」(天王寺区下寺町1、TEL 06-7221-0559)が大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)谷町線、四天王寺前夕陽ケ丘駅近くにオープンして2か月がたった。経営はコスメ事業を展開する株式会社JBC(ジェイビーシー)(同区)。

 同店は2020(令和2)年にオープンした「cafe NAMS(カフェ ナムス)」(住之江区)の姉妹店。JBCが、カフェナムスを経営する株式会社リッチエンタープライズにプロデュースを依頼したという。

 オーナーは韓国出身で、店長の中島界人(かいと)さんも韓国に住んでいた経験がある。中島さんはカフェナムスの元店長で、オープンに伴いシウコーヒーへ移籍した。同店のプロデュースにも関わっており、ロゴデザインやメニュー開発も行っている。

ドリンクをつくる店長の中島界人さん

「韓国はカフェ文化が進んでいる。お洒落をして、センスの良いフードやドリンクを楽しみ、写真を撮り、自分が主役になる。そういった文化を日本の方々にも知ってもらいたい」と話す。SNS投稿用に店内のフォトスポットを用意する。 

くり抜かれた壁の向こうにロゴサインが光る、店内のフォトスポット

 お店はビルの2階にある。天王寺エリアへの出店については「市内なのに落ち着いている場所。神社や寺が多く年齢層が幅広いものの、若い世代の行き来がある。周辺にくつろげる場所が少ないと思い、この場所に決めた。隠れ家のように利用してもらいたい」と語る。内装はモノクロのモダンな空間の中に植物を置いて柔らかさを出した。席数は50席。

店内中央に位置する円形のベンチ席

 ドリンクは、アーモンドミルクとバニラクリーム、エスプレッソ、竹炭パウダー、ブラックココアパウダーが白黒の層をつくる「モノクローム」(650円)や、客の目の前で表面をバーナーで炙り、仕上げる「チーズコーヒー」(650円)などを提供する。
そのほか、「バニララテ」(630円)や、酢で漬けた果実を炭酸水で割ったストロベリーやグレープの「ビネガーエイド」(各600円)、水出しコーヒーとトニックウォーターを混ぜてミントを添えた期間限定の「ミントブリュー」(600円)など、オリジナルドリンクをそろえる。

 フードメニューは、軽食3種とケーキ6種を提供する。きゅうりとツナにディル(ハーブ)の香りをきかせたオープンサンドの「グリーンカンパーニュ」(600円)や、「キャラメルと梨のケーキ」(530円)、「ダークショコラケーキ」(550円)、ドライフルーツとナッツの入ったアイスケーキの「ホワイトドームケーキ」(580円)など。

左からグリーンカンパーニュ(600円)、チーズコーヒー(650円)、キャラメルと梨のケーキ(530円)

 「メニューのコンセプトは、ここにしかないもの。メニュー名や写真を見ただけでは想像できない、味わったことのないものを目指している」と中島さん。

 今後については「例えば、名古屋や横浜などの都市部に店舗を増やしていきたい。コンセプトは店によって違うものにする」と意気込む。「今年の8月にはシウコーヒーの下の階に韓国料理店をオープンする予定。今は若い世代のお客さんが多いが、幅広い年齢層の方に来てもらいたい」と笑顔を見せた。

 営業時間は11時~20時。火曜定休。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、入り口に消毒液を設置するほか、スタッフのマスク着用、客同士の距離を考慮した席案内を行う。
また、1階には系列店のコリアンコスメショップ「Shiu Cosme(シウ コスメ)」も。こちらの営業時間は12時~18時。火曜定休。  

(文/写真 : いしあゆこ)


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