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コーヒー屋さんの白湯

数週間前の蒸し暑さが嘘のように、涼しくなった10月の頭。外の空気は乾燥し、心地の良い涼しい空気の奥には、これから訪れる厳しい寒さを予感させる冷たさがある。

そんな時期に行ったお気に入りのコーヒー屋さんでの出来事。フリーで出されたお水が、冷たい水ではなく人肌くらいの白湯だった。確か以前は氷入りの冷たいお水のはずだったけど、いつのまにか変わったのか。身体がキーンと冷えるような冷たさはなく、でも火傷するほどの熱さはない、心地のいいぬるさ。外の風で冷えた体や、乾燥した空気のせいで傷んだ喉には、とても優しい温度だった。

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