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挽回人生 ”脂肪”そこまで悪い奴じゃない  むしろ私達の味方

”脂肪は必要だよね”というと
「そう、そう、そうだよね」
「大切だよね」
と賛同してくれる人はどれくらいいるのでしょう。
未だに”脂肪は悪者”説が強い感じがするのは私だけでしょうか?

これは、2020年版厚生労働省から出ている資料です。
「日本人の食事摂取基準」の中で、脂質関係の項目に耐用上限量は設定されていません。

出典:2020年版厚生労働省日本人の食事摂取基準より


脂肪、実は私達の体で重要な働きをしてくれています

例えば、
あなたはコレステロールが脳内を占める割合はどれくらいだと思いますか?
脳のコレステロール割合は全身のどれくらいと想像しますか?

脳内に占める割合は水分を除いて、脂肪が4割を占めその内3割がコレステロールが占めていると言われています。

そして、脳には全身のコレステロール1/3が存在しているそうです。

コレステロールはこんなにたくさん私達の体にあるんです。
それが、”体に悪い”ものなのでしょうか?

脳の神経細胞の柔軟性と複雑な形を維持するためにコレステロールが必要とされています。脳内の神経細胞は膨大な情報をやり取りしています。
情報が滞ることにつながるのです。

ということは、
脂肪を減らす食事は、脳機能が低下して私達の生活の満足度を下げかねません。
今まで できていたこと、覚えていたことがひどく難しくなっていく可能性があります。


必要な食用油を摂って、バランスを取る

バランスを取るのは、オメガ3とオメガ6のバランスです。
両方が必須脂肪酸です。
私達の体に必要。自分では作れない脂質。
だから、外から入れる必要があるのです。

オメガ3とは、亜麻仁油やシソ油に多く含まれている成分。炎症を抑える作用があります。
オメガ6は、ゴマ油、コーン油、なたね油等。これらは、過剰摂取で炎症を起こすと言われています。

私達の食生活では、オメガ6の割合が多いとされています。ということは、炎症を引き起こしやすい状態に近い可能性が高いのです。

オメガ3を増やすかオメガ6を減らすかすれば、バランスが取れてくるでしょう。
行動としては、冷ややっこ、納豆、サラダなど冷たいまま食べる料理にオメガ3を加えて食べてみる。
調理には、サラダ油の代わりにオリーブオイルを使うのがいいですね。
オメガ3は熱によって劣化しやすいので、決して加熱しないようにしましょう。

オメガ9に分類されるオリーブ油を使うのは、オメガ3を増やして、オメガ6を減らすために有効な手段の一つです。

脂質は、私達の体には必要な物です。
自分のために上手に脂質をとって、人生の時間の質を上げていきましょう。


参考文献
HEAD STRONG                  デイブ・アスプリー著
ケトン体が人類を救う                   宗田哲夫著
「脳の栄養不足」が老化を早める!              溝口徹著



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