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引っ越しは自分にとって天変地異だった。
住む場所が変わる、職場が変わる。
日常がすべてガラッと変わった。

これは思っている以上に自分の中をひっかきまわしてくれた。
焦る気持ちが募りそうになると、深呼吸をして気持ちを落ち着けた。
「大丈夫、できる」
「大丈夫、新しい星に移住したんじゃぁない」
「みんな普通に生活してる」

そして、新居を自分の居心地最優先で整えることに集中した。

持ってきたのは、自分で選んだお気に入りばかりなのでどこにどう配置するかを楽しめた。
動きがスムーズになるように何回も配置を変えた。

これも、お気に入りだからできることだ。

”仕方なく”
”妥協した”
と思ったものにはここまで考えたりしない。

試行錯誤を繰り返した結果、満足できる配置になった。

お気に入り達を眺める時に大満足の気持ちが湧いてくる。
「よくぞここまで粘れた」
自分を褒める。

想像で空間を作ってみる。
実際に置いてみる。
使ってみる。
他のものとの関係性はどうか見てみる。

この繰り返しだった。

本を何回出し入れしたかわからない。

「パズルだなぁ」
試しながら思った。

実際に置いてみると、想像と違う。

引き出しが全部引き出せない。
本のタイトルが見にくい。
「まぁこれでいいか」
と思うけど、その後に自問自答が始まる。
「ちょっと待て」
「居心地よい空間つくるんじゃなかった?」
「そうだった」
そして、目の前の問題解消を考える。

これがすぐに解消できないこともある。
そういう時は、後回し。
この後回しは、いい意味の後回し。積極的な後回し。

必ず数時間、数日後にアイデアが湧いてくる。
それを実行する。

こうやってひみつ基地も出来上がった。

ひみつ基地のスペースも当たり前だが、気に入っている。

そういう気分でいた結果なのか、
今まで月1回の栄養のお話会が月2回できるようになった。
そういう場ができた。

人生おもしろい。

自分の居心地のよい場所を作っていたら、自分を必要としてくれる場に出会った。

「環境を変えて整えるってすごいことなんだ」と改めて思う。
引っ越しは大イベントだけに、やり切った気持ちは大きい。

そして、転居後の動きでさらに積極的に人生を面白くできる。




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