クラスチェンジとスキルレベルの話
他人に媚びても己に媚びず、
他人から退いても道は退かず、
他人を顧みる前にまず己を顧みよ。
RPG全般が好きだ。
「一番好きなタイトルは?」と聞かれれば、当然の如く"タクティクスオウガ"を即座に推す訳だが、それ以外にも"Final Fantasy 10"とか、"Skyrim"とか、"BALDR SKY"とか、多かれ少なかれキャラ育成に自由度のあるものをよく好む。特に"クラスチェンジ"とか”スキルツリー”などの要素が組み込まれている作品に惹かれる傾向が強いかもしれない。逆に存在しないと少々物足りなさを感じてみたり。
そういう意味ではTRPGも比較的私好み。特にソード・ワールド。やるかどうかは別としてキャラメイクの案はふとした時、それこそ全く違うことを考えたりしている時に突如降って来たりする。
その上でこんな話をするとより厨二病風味になってしまうのだが、「現実世界のものをゲーム的に捉える」ことによって、例えばイメージがより精彩になったり、ロジックが認識しやすくなったり……ということは少なからずあると思っている。
そしてそれは人間にも当てはまり、例えば「自分自身のこれまでのキャリアやスキルをゲーム的に捉えるとどんな塩梅なんだろうか」というテーマで以下の通りに書き出すことだってできてしまう。
一応ここまで書いて「いやいや、一体何の話をしているのかさっぱり1mmも理解できない」なんて人は流石にいないと思いたいが、実際どういうものなのかイメージしづらい事はあるかもしれない。
そんな訳で(どんな訳?)私自身のスキルリストを思いつくままに書き出してみた。スキルレベルは全て10段階、「大体この辺だろう」という自己評価で割り当てている。参考になるかどうかは別として、何となくでも理解してもらえれば幸いだ。何なら真似してくれても構わない(そんな人いないと思うけど……)。
~大学卒業時点~
○行動系技能:
運転(4輪):Lv2/10 演説:Lv2/10 交渉:Lv2/10
料理:Lv2/10
○知識系技能:
医学(医療技術):Lv1/10 情報学(基礎):Lv4/10 会計:Lv1/10
コメント:
大学1年目に義肢装具士の勉強をしていたために医学のスキルツリーが開放。また演説などの一部スキルは大学の学生自治会の活動を通して修得。現在でも活きているかどうかは未知数。
~ベトナム赴任前~
○行動系技能:
運転(4輪):Lv2/10 演説:Lv2/10 交渉:Lv2/10
料理:Lv2/10 購買:Lv2/10
○知識系技能:
医学(医療技術):Lv2/10 情報学(シス運用):Lv5/10 会計:Lv1/10
コメント:
日本での社会人時代、配属されたBPO案件が偶然にも外資系メーカーの医療機器部門だったこともあり、開放済のスキルツリーが早速活かされた形に。一応ここまでは正統な成長をしていたように思う。
~現在(ベトナム4年目)~
○行動系技能:
運転(4輪):Lv2/10 運転(2輪):Lv6/10 演説:Lv2/10
交渉:Lv3/10 料理:Lv2/10 購買:Lv4/10
営業:Lv3/10 創作(執筆):Lv2/10 演奏(打楽器):Lv1/10
○知識系技能:
医学(医療技術):Lv2/10 情報学(シス運用):Lv6/10 会計:Lv2/10
建築学(塗装):Lv2/10 語学(英語):Lv2/10 語学(越語):Lv1/10
コメント:
異業種に転向したことも相まって、明らかにスキルの項目数が広く浅く増えている。特筆すべきはやはり運転(二輪)の高レベル修得と、完全別業種である建築学のスキルツリーが新たに開放されたことだろうか。どうしてこうなった。
また仕事以外でも、Note上での執筆や阿波踊り連での大太鼓の代打などで微妙に増えている。どうしてこうなった(2回目)。
問題点としては、日本生活時の修得スキルである運転(4輪)や料理が死にスキルになっている点。長らくやっていないと、以前と同様にできる気がしない……。
どうしてこんな話を書き始めたかというと(今更)、今の業界に転職してからというもの「未経験でいきなり入っても大丈夫なのやっていけるの」的なことを度々聞かれるからである。
結論から書くと、今の所は全く問題なくやっていけている。 ※一応、現在進行系
前述のスキルリストにもあったが、実は私は、学生時代に義肢装具士を目指して医療技術系統の学科に在籍していた。(もしかしたらこの話も別途記事にするかもしれないので)詳細は省くが、翌年には情報系の学科に転籍し、就職先も東京のIT会社。配属部署はBPO(IT寄りの業務委託/人材派遣)で、常駐先の顧客がまさに外資系メーカーの日本支社、その医療機器部門だった。
お陰様で客先の担当者、特に営業やCE(カスタマーエンジニアの略)のメールやら作業報告書やらにさらっと書いて適当に流してくる専門用語もあらかた把握できた。知らない単語であっても、その場で調べて意味を理解するのにさほど苦労しなかった。
それまで私は、他人と比較して1年ばかり人生を遠回り、更に学費等でお金も余分に使わせてしまったと思い込んでいた。それなのに、「まさかこんな偶然、しかも早い段階から過去の経験が活かせるなんて、一体誰が想像しただろうか!」と心底驚いたのを未だに覚えている。
だから私は、この先どんな事があっても自分の未来を諦めるような事は絶対にしたくないし、縁さえあればどこのどんな業種/職種にだって挑戦できそうな気がしているのだ。
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