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肝心なのは理解と尊重という話

何のために働くのか、
働くために何をするか、
何をなして働きとなるか

転職活動が思いのほか長引いた話をしたい。
3月で会社を辞めたが、率直に1ヶ月もあれば余裕だろうという驕りがあったので、まさか2ヶ月経って確定していないとは思っていなかった。
業種としてはおおむね2方向を受けていた。一方は建築関係のCADオペレーターや営業などの職種。そしてもう一方は運用系ITやコールセンターなどのこれまでに経験してきた職種だ。

まずは書類選考で落ちた。
それこそCADオペレーターなんかは大学で勉強&CADソフト購入して独学でやっていてもパートや派遣・契約と勤務形態を問わず箸にも棒にもかからなかった。特にスタッフサービス某派遣会社は全く見当違いな案件ばかり紹介してくるし電話オペレーターはほぼ全員雑魚しかいなかった。建築CADだって再三言ってるのに機械CADの案件の紹介をし始めた時には、正直もう他社の人材の面倒みるより自社の人材どうにかした方がいいと思った。1000%余計なお世話だろうけど。だって是非も無いんだよ本当に(頭とか)色々足りてない雑魚オペレーターしかいなかったんだから。次第に「何で俺この程度の連中に仕事紹介して貰わなきゃいけないんだろう」とか思い始めたもの。

スタッフサービス某派遣会社の酷評はこれくらいにしておいて、面接でも結構な確率で落ちた。
特にコールセンターなど業務委託系の管理職も,、日本ではオペレーター、海外ではマネージャーをそれぞれ経験していたにも関わらずどうにも評価されていない感じがひしひしと伝わってきた。面接中に「あぁ、ここは可能性無いな」って何度思ったことか。付け加えれば、その面接が消化試合になった時の面接官の対応や雰囲気の変化も大体分かるようになった。

そんな事ばかりが続いて終わりの見えなかった転職活動だが、ある日を境に一気に収束する。
きっかけはリクナビネクスト某大手転職サイトで、ぶっちゃけ中身もよく見ないままエントリーしたので営業職であることくらいしか覚えてなかった。自宅から比較的近かったのもあり、面接は1次も2次もリモートではなく対面。
しかし、結果的にはこれが功を奏したのだと思う。およそ1時間程度の時間で私のことや仕事のことを話したのはおよそ20~30分、後は『仕事とは』『会社とは』『人生設計とは』他色々なことを話した。話していくうちに段々と話も価値観も合うことに気がついた。
理由はいくつかあって、例えば社内の年齢層が20代~30代前半が占めていたこと、ベトナム人をはじめ外国人が社内に半数近くいること、設立からわずか数年で業績を伸ばす一方で社内の枠組や諸制度が未完成であることなど。

結果、これまでの難航が嘘のようにあっさりと内定を頂いた。しかも私の枠は当初の募集要項にあった営業職ではなく社内SE……兼、営業支援兼経営企画補佐というもの。この時点で既に既に盛々だが、これを書いている現在広報の立ち上げも視野に入っているのだから驚きだ。うーん、どうしてこうなった?
後に会社近くの店で催された歓迎会では、「SEと営業の両方を経験していて、ベトナム在住歴もさることながら、視野の広さと引き出しの多さに大きな可能性を感じたから」と採用の理由を聞く場面もあった。これはもう、やるしかねぇな。

とまぁそんな訳で、他者への理解と尊重に溢れた会社への転職を果たした。理解されづらさの塊だと思っていた節もあったが、そこに価値を見出してくれた人と巡り会えたのは僥倖だ。

その上で考えてみれば、会社の人事というのは求職/転職者が一番最初にコンタクトを取るポジションだ。会社の社風と表裏一体といっても過言ではないかもしれない。
だからこそ、理解も尊重も足りてない俗物が人事をやってるような会社の風通しが、いい訳がないのだ。というかもう、ぶっちゃけ無風じゃない?多分。変身ベルトの風車なんかピクリともしないはずだよ。この御時世の企業人事に求められる一番の素養は理解と尊重、その尺度だ。間違いない。

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