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Underwater, or Water surface? 1/10~

これは、なんの変哲もない日常の記録。
↓先週↓

1/10 (Mon) 心の中も冬になる

先月か先々月か、Webで面談した会社から問い合わせがあって、曰く「レンタル工場の契約期間が折り返しで、今後の展望も含めて色々検討したい」という。
今週訪問することが決まったので、まずは現工場の近隣にある工業団地を調べることにした。具体的には平米単価*1と最低購入面積*2、土地期限*3などが挙げられる。建設費用に関してはちょうど昨年受注した別の顧客がいい事例になるのでそれを引用すればいいだろうか。いずれにしても、ある程度の予習は済ませてから臨まなくては。

情報交換も兼ねて友人に連絡を取っていると、共通の友人の本帰国が判明した。私と同じかそれ以上の在住歴の方で、昔から何かとお世話になった方なので何とかお礼をしたいところだ。
……というか、先週の送別会しかり決して少なくない貴重な友人・知人が日本へと帰国していく。結構前にも同じことを書いているかもしれないが、本来なら何かしらの日本人コミュニティが動いておりハノイに来る人・日本へ帰る人の人間関係のバランスが取れているはずなのだけれど、去年(いや一昨年?)から大きく傾いている感がある。そこのアップデートを絶えずしていかないと、季節だけじゃなく心の中も凍える冬になってしまいそうだ。そんなのはごめんだよ、そうだろう?

1/11 (Tue) 2ヶ月過ぎちゃってた

朝起きてすぐにシャワーを浴びながら、最後に美容室に行ったのはいつだったかと考え始める。少なくとも昨年なのは間違いないとして、12月なのか11月なのか……全く記憶にないので予定表を遡ると11月の上旬だった。しかもこの時はちょうどハノイ市内の数字が増えてきた頃で、もしまたロックダウン措置で店が営業停止になったら大変だなぁとか言ってたんだ。そんな2ヶ月前の私が直近のハノイの状況を見たら驚くだろう。だってもう、いつ3000人/日に達してもおかしくないのに。
仕事の合間に行きつけの店に電話して、2日後の夜に予約。後ろ半分の髪の毛のもっさり具合はそれまでもう少しだけ我慢だ。

1/12 (Wed) 意思疎通の有無

今年1発目の現場定例会議に向かおうとしたら、同じタイミングで出発する上司に社用車の前で「ん、これ行き先違うぞ?」と言われた。どうやらこっちの方は私に任せるつもりで別の客先に向かうらしい。(いやいや、こっちは何も聞かされてないんだよなぁ……)と思いながらタクシーを拾って、現場事務所にいるマネージャーに資料を印刷してもらいつつ打合せ内容を頭に入れて話の段取りも考える。幸いにも進捗確認程度の軽い打合せだったので、何事もなく終わった。
定例会議の後はインフラ環境も整った仮設事務所に残ってデスクワークを継続、帰りは現場マネージャーが帰る時間に合わせて同じ社用車でハノイへと戻った。最初のうちは「日本人の海外一人暮らしって飯何作るの?」みたいな何の前置きもない思い付きみたいな話から始まって、その後しばらくすると皆それぞれ眠りにつくのだけど、こういう時こそ言葉の壁を超えた一体感が生まれやすい気がする。……一体感?いや、うーん、うまく言語化できない、もどかしいな。

なお、ハノイの事務所に戻ってくるのはちょうど夜7時を回った頃で、この日は自炊の気力もなく店屋物で済ませた。

1/13 (Thu) 外国でビジネスしてる感

先週に引き続き終日営業に出る。この日の日程を事前に共有するのを忘れていたら、協力会社の人は別の予定を立てていたようで結局同行は無しだった。
Web面談の会社をはじめレンタル工場の会社を数件回る。偶然にも別の会社も手頃な場所を探していたようで、同様に近隣の場所を探すことに。「土地と工事で合わせてざっくりいくら?」という問いには、昨年から対応している案件の事例を差し支えない範囲で解説。可能であればテト前後くらいで視察したいとのことだったので、帰りには候補先の工業団地へと寄り道。管理事務所に飛び込んでは、簡単な英語と翻訳アプリで最低限確認したい要点を尋ねる。中にはハノイ事務所の営業責任者を紹介してくれたり(その節は本当にありがとう)、ふいに"俺今外国でビジネスしてる感"を醸し出してしまっている気がして、そんなキャラじゃないなと思いながら払拭する。

事務所に戻った後は簡易報告だけ済ませて退社。いつもお世話になっている美容室のお姉さんには2ヶ月で増えに増えた毛の量を笑われつつもお姉さん目線で良いようにセットしてもらう。
私自身はそんなつもりはないのに、いつも2ヶ月位間が空いてから「そろそろ行かなくては」と焦っていた。今回は(今回から?)次回の日程を予約する事にしてみた。プライベートの予定表にもその場で登録した。これできっと大丈夫だろう。

1/14 (Fri) 思い切って試みる

最近やり取りの生まれた顧客から新たに改修工事の話が来たので下見へ。事業分野的には少々デリケートな工場のため、クリーンルームにこそ入らなかったが簡易防護服は着用必須、館内の廊下には除菌用のUVライトも設けられていた。ついでに歩いているだけで徐々に目が乾いてくる気がしたので、もしかしたら除菌のみならず除湿もしていたかもしれない。
一応喫緊の案件ではないそうで、どの程度予算をかけてどこまでやるのかはじっくり考える余裕があるらしい。まずは提案と概算見積からだろうか、まぁうちの面々はそういうの得意かもしれないな。

昨日今日と同い年の日本人会の窓口に参加希望の連絡が来ていた。ちょうどいい、本当にちょうどいいタイミングで在歴長めな友人と飲みに行く話をしていたので、返信と同時に予定を確認して、見事引き込む事に成功した。
こんなご時世だもの、大っぴらに開催案内するにはどうしても気が引けてしまう。そういう意味では、今回の感触次第では今後同じような方法を取っていくかもしれない。明日はどっちだ。

1/15 (Sat) 試みた結果は

平日と然程変わらない時間に起きるも何かをしようというやる気が出ず、昼過ぎまでは自堕落になる。強いていえば無性にNetflixで"Psycho-Pass"*4が観たくなって1期の1話から流し始めた。

夜は昨日の件での集まりで、個人的に最近気に入っている店に現地集合。4人中2人は新顔(私も名前しか知らない)中で、難なく合流を果たして速やかに店内へ。名物の鍋を含めたおまかせコースと共に、各々の自己紹介からスタートを切る。私を除いて皆日本では大阪在住というクリティカルを出し結果は上々、2軒目も行きたかったが1人は翌朝ゴルフでもう1人は別の用事のために解散。やむを得ん、また誘おう。

1/16 (Sun) 久方ぶりの大雨

そういえば日本人街の飲食店が営業再開していたなと思い出して、週末よく通っていた店へと少し早めに向かう。
通常であればお昼時は1人用の席がほぼほぼ埋まるのだが、この日は半分ほどしか入っていなかった。恐らくは早めに一時帰国をしている日本人が一定数いて、これはその片鱗なのかもしれない……と特に根拠はないが考えを巡らせる。

食後は近くにある日系ホテルの銭湯でサ活*5して、雨が降り出しそうな気配の中で買い物など済ませながら帰宅。夕方から徐々に降り始めて、次第にTVの音量を少し上げる位には雨音が大きくなった。こんなに降るのはいつぶりか、そもそも今年に入ってから初じゃないだろうか?
日中のうちに用事など済ませて正解だった。夜は自炊で、いつものオートミール炒飯に今回は刻みニンニクを入れてアレンジ。

玉ねぎとはまた違った良さがある

*1 1m2辺りの金額(税別)、立地や事業者によってまちまちで、例えばベトナム住友商事のThangLong3だと120$/m2くらい、一方で中小企業の味方DongVan3だと85$くらいだったりする。
*2 (工業団地の)事業者が定める基準の一つ。彼らにしてみれば小売のような事業面積は避けたい場合が多く、特にベトナム北部の場合は最低1Ha(10,000m2)からとする場合が多い。
*3 外国人並びに外国企業は土地そのものの購入ができずに使用権を購入する。一般的には土地開発から50年を期限とした契約。
*4 "踊る大捜査線"で有名な本広克行監督による近未来SFアニメ。世界観や物語はゴリゴリの硬派だが、同時にイケメン・イケオジの宝庫でもある。
*5 サウナに入ることをサウナ活動と称し、かつ略すのが昨今のトレンドらしい。知らんけど。

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