【HOWより大事なこと】
アンスクーリングを知らない人に初めてこの言葉を紹介すると、ほぼ最初に来る質問があります。
「学校に行かずに、どうやって勉強するのでしょうか?」
どうやっての部分は、英語で聞かれる時はHowです。この質問は普通に答えると「人それぞれだよね」と雑談に終わりますが、お互いに気づきを得られる会話に繋がることもあります。それは質問者がどのあたりから聞いているのかによって、「どうやって?」の質問にある前提に行きついたりするからです。
あるやりとりを紹介したいと思います。
「うちの子は家にいると勉強をしないです」
家にいて、学校と同じ時間、子供が机に向かっていたら安心しますか?
「いやそれはちょっと…」
どこに不安を感じますか?
「集団生活でないと人とのコミュニケーションが…」
人のコミュニケーションは確かに大切ですよね。例えば、机に向かって座っている集団の子供の中で勉強していたら安心するでしょうか。
「与えられた問題を答えているだけで、創造性がないですね…」
与えられた問題を答えているだけでは、創造性はなかなか見えなそうですね。逆に、みんなが自由に好きなことをしていたらどうでしょう?
「それも… わがままで協調性のない子になりそうです…」
創造性はあって欲しいけれども、協調性も学んで欲しいのですね。社会で共に生きることには大切なことですよね。良い勉強のイメージはどのようなしていますか?
「いろんなことは学んで欲しい。そして自分の好きなものを探して欲しいと思います」
このやりとりでは子供の勉強について影響を及ぼすのをいろいろな視点から話しています。
例えば、話題になっているポイントはこのようなものです。
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