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集合的無知。

お疲れさま、元気してた?
佐々木です

昨日のブログから
personsとpeopleは別物だっていう話

人間は複数にななると、別物になってしまう

「集合的無知」って知ってる?

ある日、ニューヨークで女性暴行事件が起こった
この事件は当時の新聞で小枠で取り上げられたんだけどさ

ニューヨークを1人で歩くと怖いね〜くらいに収まりそうだったんだけど
後々の調査で事件現場には27人の目撃者が居たことがわかったんだ

状況は一変、社会問題になった

社会心理学者が、この事件に2つの心理的圧力がかかっていたと考察した

1つ目は日本人によくある「誰かが助けるだろう」ってやつ
2つ目が「集合的無知」だ

集合的無知

人はよくわからない状況や環境に遭遇すると、他人の行動を観察してしまうって話

例えば残業が当たり前の会社

全員が本当は「帰りたい」って思ってる
それと同時に全員が「他の人はそんなこと思ってない」と考えている

全員が本当は「やばくね?」って思ってる
それと同時に全員が「他の人が助けないってことはまぁ平気か」と考えている、そんな状態だ

27人の目撃者が居たのに助からなかったのではない
27人の目撃者が居たから助からなかったんだ

本当に助けてほしいとき

大切なことは、peopleに投げかけることじゃない
大切なことは、peopleからpersonを切り取ることだ

音楽だってそう
あなたたちじゃない、あなたに歌ってる
この文章もそう
あなたたちじゃない、あなたに書いてる

本当に助けてほしいとき

あなたのそばにも必ずpersonがいるから
今はそういう仲間の事だけを考えていればいいんだよ

今日も読んでくれてありがとう
おやすみ

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