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私のハートを動かす AtoZ -#01 『 A 』

ふと思いついたので、こんなタイトルにしてみました!

自分が「好きだー!」とパッションが向くもの、生活の中にあるもの、考えていることなど、AからZまでを書いてみることにしました!自分でも忘れかけていたりすることに、改めて意識を向けるきっかけになりそうかな、と。別にアルファベットにしなくても?と思いながら、なんか楽しそうだから、ね。アルファベット26文字の順番通りにならないかもしれないけれど、綴ってみます!

『 A 』 - America

私にとって、アメリカはとても大切な場所です。いつでも「アメリカに行きたーい!」と言っているぐらい大好き。アメリカの何がそんなに好きなの?と聞かれるたびに、

「広いから!自由だから!」

と、なんとも簡単な言葉しか出てこないし、たいして上手い説明ができないものだから、自分自身でも不思議ね、と最近また思うようになって。もちろん、New Yorkなどの観光地や、広大で豊かな自然が魅力的で大好きというはあるのですが、自分とアメリカとの接点を頭のなかで巡らせると、いつも出てくるエピソードがいくつかありました。


◆心にのこるエピソード in U.S.A.

父の仕事の関係で幼少期をアメリカで過ごしました。その時の体験が、良い記憶としてずっと残っていた影響もあって、大学で再び渡米することに。専攻は、Elementary Education。幼児教育を色々な角度から学び、現地の小学校で教育実習もできて、自分が体験したアメリカの幼児教育を、アメリカで学べることは本当に楽しかった!ここでの経験については、また別途書きたいと思います。

私がいた大学の学生は、ほとんどが寮に住み、新年度が始まる8月後半は、各学生Dorm(寮)に荷物を運び入れる大仕事が待っています。留学生でスーツケースひとつから始まった生活も、年々荷物はふえていき、3年目が始まるときには家具も合わせるとまあまあな量。レンタル倉庫に保管していたものを、車に積み、寮の前まで運びます。3年目は、エレベーターがない、しかも急な階段しかない歴史ある棟の3階に住むことになったため、「これは何往復したら終わるんだろう・・そして、重すぎて無理だぁぁ」と手伝ってくれていた友人と途方にくれていると・・・

そこに、アメフト部の体格のいい男子たち数名が通りかかって、
"We can help you!"と、重い冷蔵庫なんかも、すいす〜いと瞬く間に運び入れてくれて、私たちは数分の出来事にびっくり、感動して、「ありがとう!本当に助かったよ!」と何度もお礼を伝えました。すると、その中の1人が、

“No problem! Pay it forward!”

と、にっこりして、階段をおりていきました。

Pay it forward :
ある人物から受けた親切を、また別の人物への新しい親切でつないでいくことを意味する英語。

weblio辞書

「なんて素敵なんだ!!!」と、彼らのやさしさと行動とその言葉に深く感動して、私は震えました。決してかっこよく見せたいからでなく、とても自然にその言葉が出てくるって、きっと普段からもそういう気持ちで人と接しているんだろうな、と感じて。人のあたたかさを存分に教えてくれて、生き方までも考えさせられた、今でも忘れられない出来事です。


◆ユーモアがあるところ

アメリカンジョークという言葉がありますが、その場を楽しませよう!相手に笑ってもらおう!とする人が多いと感じます。

アメリカ国内の移動で飛行機を使ったときのこと。
私の席は6Aだったのに、まちがえて6Dに座っていたことに気付かず、離陸までの時間、雑誌を読みながらのんびりしていると、後から搭乗してきた男性が私の横で

"You cannot sit 6D! It's my seat! "

と、大きめの声で話しかけてきました。私はドキッとして「ごめんなさい!」と立ちあがろうとしたら、「冗談だよ!(笑)いいの、そのまま座ってて。僕は本当は6Aがよかったから!」と言ってくれて、気が付くと私たちのまわり一帯が、笑いで包まれて、みんなほっこり。自然と横の人とも会話がうまれたりして。

"ユーモア" が、人との関係をもっと豊かにしてくれることを知った、心温まる出来事でした。


◆表現や表情が豊かなところ

私のいた大学は本当に田舎町にあったので、近くのタウンまで散歩がてらよく歩いていました。一緒にいたアメリカ人の友人は、すれちがう老若男女ほぼ全員と "Hi!"とあいさつを交わすので、「知り合いなの?」とたずねると、「全然!」と(笑)

留学したてのころは文化の違いに正直驚いたけれど、私もいつしかキャンパスで会う学生とは、クラスがちがっても、"Hi!"と笑顔であいさつするのが普通になり、どこかのお店のエレベーターで一緒になる人にも、微笑みかけたり、あいさつしたりが当たり前になりました。

帰国してしばらくは、染みついたその行動がなかなか抜けず、エレベーターとかで知らない人ににっこりして、あ!ちがった!と恥ずかしくなったりも(笑)

でも、私はそういう小さな触れ合いがとっても好きだったなあ!

飛行機の搭乗前に列に並んでいると、「そのジャケット素敵ね!どこで売ってるの?」と年配の女性に声をかけられて、日本のことを紹介するきっかけになったこともありました。

たった一言が、相手にとって忘れられないものになることもある。フランクに、さらっと伝えられるって本当に素敵だなあと思ったのです。その瞬間に、その場であらわすことでこそ、あたたかく伝わるものなんですよね。


◆パーティー文化!

アメリカ人、パーティーだいすき!何でもパーティーにしてしまうところが好きでした。寮では、週末はたいてい Movie Night Party。ただポップコーン食べながら映画をみんなで観るだけ。でも、パーティーと言えば、パーティーになるのです。

ホームパーティーもホストと直接会ったことなくても、友だちの友だちだからOK!みたいな、みんなで楽しもう!な精神が好き。参加するゲストを思い浮かべて、買い物リストを書き、それを持ってあの巨大なスーパーに一緒に行くたびにワクワクしたなあ。夏はみんなでバーベキューすることも大好きでした!

***

これは私が経験してきた、私のアメリカとのストーリーです。改めて振り返ってみると、どれも人との出会い、関わりの中で刻まれた思い出ばかりで、それがアメリカLOVEのベースになっていることに気付く!

私が「アメリカに行きたい!」と、胸を熱くして言うとき、浮かんでいる光景は、大自然&出会ってきた人とのつながりなのかもしれないです。だから留学した場所が他の国だったら、いま別の国について語っているのかも。

文化や体験でその土地や国のことを好きになることも多にしてあるけど、やっぱり私は、人との関わりが好きだということでした!^^

いまでもアメリカがこんなに好きだー!と言うことができる、素晴らしい出会いに恵まれたことに、心から感謝です!

みなさんは、そういう大切な場所、ありますか?

いだたいたサポートは、ワクワクすること、心から楽しい!と思える活動に使わせていただき、"Pay It Forward" 私の先に幸せをつないでいきます!