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② flotation

「seventeesで起業しよう」
Kが言い始めて
冗談かなと思ったけれど
顔をみたら至って真剣で
でもほんとにびっくりした


みんなで何かを形に残したいって話されて
わたしは就職もしてないし
自分のいいなと思える会社にしかいきたくないから
いいじゃん〜って前向きに思ってたんだけど
「Kが解散したいって
独り立ちしたいって言ったから
俺らはそれを尊重して解散って形をとったのに
それは違うくね?」って
喧嘩になっちゃった

でも確かに、大変な決断だったな
解散するなんてほんとにつらくて
一人になりたい気持ちも理解できたし
でもずっと一緒にいるもんだと思ってたから
本当にツラかった
でも一緒にいてもつらかったな


高校生までは家が近所だったから
お互いのことを毎日話して 
毎日のように会って
近況報告をして
お互いがお互いを全部わかっている状態で
いれたから
寂しくもなかったし
不安に思ったこともなかった 
でも大学生になって
上京するメンバーや
留学するメンバーもいて
物理的距離も離れてしまって
そのときに物理的距離が遠いと
心理的距離も遠くなるんだなって思っちゃって
悲しくて泣いちゃったこともあったな
自転車で行けば会える距離が当たり前だと
おもってたから
すごく遠く感じた
「東京と大阪の距離なんて
新幹線で3時間かかんないし
飛行機だったらもっと近いし
な?」
ってゆわれても本当に遠く感じてた
留学してイギリスに行った子もいて
本当に本当に遠かった
今も遠いって思ってる
新型コロナウイルスが流行してから
帰ってくるってゆう案があったけれど
彼はイギリスに生活があるからって
帰ってこなかったな
今もだけど

令和になったタイミングで解散したわけだけど
その前からすれ違い?のようなものは起きていて
これまでだと
何かを決断するときに
決断する前から相談して
決断をして
決断した後のことを報告してって感じで
物の内容の全部を共有してたけれど
物理的距離があるようになった大学生からは
決断したってことだけしか報告しない
こんなことがあったよってことだけ報告して
なぜ
だれと
どこで
どうやって
とか5W1Hをゆわなくなっていったんだよね
共通の知り合いは何人かいるから
その人から先に聞いたりとかして
今までであれば
お互いが最初に何でも知っていたのに
それがなくなっていって
もどかしい気持ちにも
悲しい気持ちにもなって
関係がぎくしゃくしていったんだよね
でも解散する予定は本当になくて
Kが会社を出ることになったタイミングで
"解散しよう"とゆう話しになったんだよね

わたしはぎくしゃくしてたり
悲しい気持ちになっていたとしても
また会えばいつも通りだから
会わないうちはつらいけれど
会えば幸せな気持ちになれるから
だから大丈夫かなと思ってた

解散したいの話しが出たのは年末だったっけ
「20歳の誕生日なのに
俺ら誰もお互いをお祝いしてなくね?
地球にいんのに会いにも行かねーし
一緒にいる意味なくね?」
って話しをされて
確かに、その年は誰の誕生日も直接お祝いしてない
高校生までなら有り得ない話しだったよね
でも物理的距離があったのと
自分のことでそれぞれが手一杯で忙しくしてたから
仕方ないと思ってた
でも仕方なくないよね
数字を大事にしてきたグループなのに
お互いの誕生日には
お手紙と花束とプレゼントを送るだけって
会いに行って
だいすきだよ生まれてきてくれてありがとうって
伝える日の一つなのにね


解散の話しは出ていたけれど
わたしは認めたくなかったので
最後の最後まで理解できないって言い張った
気まぐれだといいなと思っていたし
解散したい理由が1つあるなら
わたしは解散しない理由が2こあるし
100個並べられても
わたしは101個並べられると思ってた
でも1ヶ月もその話しをしてたら
本当に疲れてきた
話すのもメールを見るのも億劫になってきて
だからわたしは海外に逃げた
ちょうどアフリカに行くチャンスがあって
迷ったけれど
初めて誰にも言わずに申し込んで
勝手に行くことを決めた

seventeesには行く2日前に伝えた
アフリカのその国に行くまでに一日以上かかるから
そんなに長い間に連絡つかないと
心配かけちゃうし
ゆわずに行くことは避けようと思ってたから
でも最後に伝えた
おかげで怒鳴られた笑
「そんな重要なことを言わずに
行こうとしてたのか
何やと思ってる??
冗談も大概にしな」って言われたし
速達で手紙も届いた
怒りの手紙と心配の手紙と
アフリカに持っていくお守り手紙
海外に留学するとき、
病気や怪我をしたときとか
盗難とかまあ問題が起きたときに
現地で対応してもらえるように
seventeesは色々準備してくれるんだけど
カード持たせてくれたりして
でもそれも無しで行こうとしたから
本当に怒られた
自分でカード持ってたから必要なかったんだけど
なにかと持たせたいみたいで笑

アフリカに行くことを心配しているとゆうより
アフリカに行くわたしを心配してくれてた
アフリカは治安が悪いとか衛生上問題があるとか
そんなことをゆうのではなく
わたしがアフリカの生活に適応できるのかを
心配してた笑
「アフリカのその国に行くのはええねん
qolも上がってきてるし
きっといい経験になると思う
でもな、何も言わずに行こうとしたのが
ほんまに気に食わんねん」って
最後までゆってくれた

2日後の夜に出発だったから
さすがに大阪の空港までは来なかったけれど
でも羽田には来てくれた
夜中だったのにね
24時回ってた気がする
でも来てくれたおかげで
わたしは大泣きしたよ笑
一人で飛行機に乗ったことが
人生で初めてだったから
大阪から羽田まで行けたこと自体が
すごいなって思ったし
アフリカまで現地集合だったから
すごく不安でもあった
搭乗口までついていこうかってゆってくれたけど
搭乗口までついていくのに
お金がかかるし寂しくなるから
手前でバイバイした
すっごく泣いて
たくさんぎゅうってしてくれて
でも泣いた笑

ちなみに夜で窓側の席だったから
東京の夜景がきれいで
また泣いた笑
泣きながら行って
お手紙は読まないようにしたけど
日記書いたりして
また寝て
ごはん食べて
また寝て
ごはん食べて
映画みて
ごはんたべて
寝て
そしたら着いた

中東に着いたときに
ほんとに飽きてきた笑
飛行機にまた何時間も乗らないといけないことも
ほんとに疲れてきて
満足したから帰ろうかと思った笑
Wi-Fiを繋いだら
たくさんメールきてた
たくさんLINEもきてた
イレギュラーとゆうことで
LINEのグループも作ったけれど
リーダーが全員のを持ってるだけで
わたしたちは誰も追加したりはしなかった
今は飛行機がどこを飛んでいるか
高度はどれくらいかとか
全部ネットで見れるみたいで
seventeesに限らず
わたしの友達と家族は
それをずっと見てくれてたみたいで
着いたよって連絡すると
知ってるよって返ってきた笑
便利な時代だね
夜中だったのにずっと見てくれてたみたいで
本当にありがたかった

起業するって話しからだいぶ逸れちゃったな
また次に続きを書きます

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