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Our story③

2019年1月


私はまた
私たちが出会ったA国へ行った。

確実にこの国に
ツインレイの彼がいると思うと
空港で胸が高鳴った。

しかしこの旅でも私たちは
会えなかった。

その代わり私はA国の外国人男性に
猛烈なアプローチを受けた。

嫌な気はなぜかしなかった。

外国人男性は後日
私を追いかけて、日本へ来てくれた。

誰かを追いかけて異国へ行く事の
大変さを私はよく知っている。

そこまでして思ってくれるなら。

そこから外国人の彼は
私の親に会い、
私たちはトントン拍子で結婚する事になった。

ツインレイの彼を諦めて
この人と幸せになろうと決めた。

所詮1週間しか一緒に過ごしていない人。
私のことなんかどうせ忘れている。

私も忘れてやる。

幸せになるんだと思った。

外国人の彼とは
特別な絆を感じていなかったのは
自分でもよくわかっていた。

それでもよかった。
愛してくれて、私を追って求めてくれた。

それだけでありがたい。

しかし外国人の彼とは
喧嘩が結婚前から本当に多かった。

文化の違い、言葉の壁。
義母の思いやりのない言動。

外国人彼は文化のせいもあるが
自分の母親をいつもかばった。

私の頭がおかしいんじゃないかと言われた。

それでも私たちは問題を全て無視して
結婚した。

2019年12月


結婚と同時に私は妊娠した。

日本へ帰国中、妊娠がわかり
安定期に入ったらA国へ帰るつもりだった。

コロナが流行り始め、
妊婦である私はA国へ行けなくなった。

外国人の彼も日本へ入国が出来なくなった。

私たち夫婦は離れ離れとなり、
私は妊娠期間を日本で過ごした。

出産直前に夫がやっと日本へ
入国できた。

2020年8月


とても可愛い男の子が産まれた。

本当に可愛くて心から愛している。

全てを投げ出せる存在が私の人生にやってきた。

④へ続く

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