花を片手に目一杯息を吸う。

伝えたい時に長くなってしまうこと、伝えたいのに伝えられないこと。どうにかして伝えることで消化をたくさんたくさん馬鹿みたいにしてきたな〜。
体力あったな〜若かった。今はそんなことできない。できなくなってしまった。

最近いろんなことが一気にたくさん起きてしまって、そんな時って意味がわからなくて何も考えられなくなってしまうものなのね。
だけど生活は続き時間は流れ、やらなければいけないことは必ずあって。こうゆうこと何度か経験してきたけど、そんなにここまでなるってひさしぶり。しかも頻繁に起きることじゃないはず。予想だにしないことなんていつだってやってくるはずなのに、その時にならないと全く何もできないのが人間よね。本当に。

もうここのところ最近なんて悲しみにさみしさに溺れるようなこともなくなって、というかそんな暇が余裕がなかった。今までだったらベラベラと辛い！悲しい！さみしい！って言いまくってわんわんと泣いたもんだ。酷すぎる。その節はどうもありがとう友たちよ、、。もちろん数少ない友達にしかそんな姿は見せてこなかったけど、最近はそんなことできなくなった。言わなくていいや、言いたいけどいいや、本当のことなんて伝えなくていいや、ってかんじで悲しみやさみしさで落ちる。みたいなことがとてつもなく怖すぎて逃げまくってる。落ち込むことがちょー怖い。そしたら自然と出不精になって、ここが1番安全だよ〜ってあの苦い映画のセリフと同じこと呟いてた。怖い。

両親の泣いたところを全然見たことないってずっと思ってて、最近のこの状態になった時またこれを思い出した。これが大人になるってことなの？落ち込んでなんかいられないからどんどん歳を重ねるとこうなっていくのが普通なの？って疑問をずっと考えてる。どうなんだろう。
両親も人間なので見えないところでもちろん泣いてただろうし落ち込む姿は見たことあるけど、病むみたいなあからさまなあれってどうしてもやっぱり若いからこそなのかな。てかそりゃそうなのか。
見てないだけで実は、なんてことがきっと答えなんだろうけど、だとしたら本当にみんなすごいなあと思う。めちゃくちゃ偉い。すごい。
わたしのそれは友人から言わせるとナチュラルハイだからいつか壊れる、まじで危険。って言われたけど、それこそだとしたら大人って親とかってずっとナチュラルハイなわけないじゃん。だから本当にすごくないか、、経験がモノをいったり佇まいとなるだろうけど、先人の知恵とかいろいろ言うけどちょっと違うと思うけど本当にすごいなあ。

家族親戚とたくさん過ごす数日間が最近あって、昔話を聞いたんだけど今じゃありえない経験談をされて、もはや笑えた。そりゃあこんな逞しくなるというか、だからこんなにわたしに愛をくれていつも想ってくれているのねと笑えて泣けた。素晴らしい。とにかくすごいのだ。大人ってやっぱりすごいのだ。足なんて向けて寝れないよそりゃ。

色んな意味で強い家族の姿を見たらやっぱり落ち込んでなんかいられない！ってなってしまった。きっとこうやって両親もみんな強くなるのかなってちょっとわかった気になった。まだまだ全くきっとわかってないんだけど。
そうやって誰かを想うからこそのエネルギーがとにかくものすごい。今やっと気付いて知ることがまた増えた。また遅すぎる。

わたしは年齢はいい大人なのに全く大人になれないまま、やっとこうやって今更たくさんのことをちゃんと知っていくんだろう。

何かが起きないとちゃんと何も考えられない大人になってしまっていて反省。何か起きないと伝えられないようじゃやっぱり後悔するからダメだ。

大好きな花にたくさん囲まれて眠るばあちゃんが愛おしくて大好きでものすごくエネルギーをもらった晩秋に。ばあちゃんの孫でこの家族の一員でよかった！！

EMI