歴史と伝統の大本営発表
日本放送協会 を
NHK
と書いているが、これは今では誤報に近い。
DeepL翻訳に叩き込むと
Japan national broadcasting company
と翻訳を吐き出す。
まあ、普通に考えると
JBC
ですな。
ここは戦前から、戦中も含めて、
いわゆる大本営発表を繰り返していた。
実のところ、他の大手メディアも粗方やらかしているので、日本放送協会の独占業務ではないが、
最近、より激しくなって戻ってきているので
頭痛が痛い。
政府が、8/8の夕方の、宮崎県沖で起きたマグニチュード6.9の地震(震源の深さ∶約30km)の後に、南海トラフ巨大地震に関する注意喚起を乱発し、観光シーズンのかきいれ時を荒らし、風評被害で事前に想定被災地を被災させた、という記憶は新しい。
そして、それから6日が無事に経過し、西日本以外の各地が、台風による大雨に見舞われ、新幹線の運休が起きるなど、様々な水害や副次的被害が発生する中、
『南海トラフ巨大地震の原因となる地下のひずみ
なるものが溜まっている』
(だから、今すぐ起きてもおかしくない)
(だから、警戒し続けるのはおかしくない)
とか記事を書いている。
東日本大震災でも、前震は3/9、約2日で起きている。
熊本地震でも、2回目の震度7まで3日以内。
宮崎県沖の派生の地震は、正直なところ、警戒する必要がない。
しかし、彼らは、存在しない大地震の恐怖を煽り、人々の心に解放感ではなく『束縛感』を叩き込もうと努力している。
盆休みに親子水入らず、で休むことは、
人々の血族関係を確認し、都会の仕事から離れて、墓参りに衷心する、自らのルーツを辿る旅である。
彼らは、これを壊したい。
これを打ち砕き、人々を流浪の旅に導き、架空現実の牢獄へ捕らえたいのだ。
思い返せば、能登半島での地震、これも
団欒を打ち砕く
ためには都合の良いものであった。
正月に災いが起きるということは、
大晦日が終わっていない
ということでもあろう。
このために政府が働き、日本放送協会が大本営発表を繰り返すなら、この『呪い』を掛けている者、その狙いについて、読み解いていく必要があるのだろう。
別の日に、別の記事で書くが、
地震予知連絡会は、キューバ危機の後に出来た、
地震予知が出来ないことを前提に置いた、
地震予知が出来たら困る組織である。
では、彼らは何をするのか。
核戦争の危機が起きた時に、一部の人を避難させるための準備である。
彼等は、避難計画と称して、一部の人だけを先行して避難させるために、職員に符丁を用いて放送させ、全体がパニックにならないように配慮した。
全体がパニックに陥ると、先行して避難させる対象も逃げられない。
しかし、これは、誰が決めたのか、何のためのものなのか、このどちらも不明である。
不文律の上にある意思、というべきものかもしれないが、それは民主主義国家にあってよいものなのか?
現在の現実の避難計画は、災害のレベル評価と、そのレベルの掲示によって避難を促す、あるいは、危険回避を優先させる、そういうものになっている。
それは、パトレー最適、最大多数の最大幸福、この場合は被災者の最小限化が目的となる。
最大多数の最大幸福
を目的としない組織が、地震対策に名前を借りて存在し、核戦争の危機に対応するために、一部の人を先行して避難させる、そういう仕組みを整えようとしていた、
この文脈が示すことは、他の地震対策も、大きい枠組みにおいては、日本という国の核武装(核戦争計画)に利するよう組まれている、と予断することになる。
これを議論するべきか、ここがそもそも大問題であるが、先軍政治で突っ張り切った北朝鮮の立ち回りを観る限り、民主主義の方をポイした方が、下手すると現実的である。
ただ、この仕組みにおいては、核武装のための方法論は考えられていても、原発事故に対する予防的警戒、事故後の対策、これらがおざなりでしかなかった、『安全神話』の構築に尽力しすぎていた、という批判は免れようがない。
ここで一番の問題は、原発を造れなくなることであり、原発が造れないと、原爆の原料であるプルトニウムが量産出来ない、という動機に駆動されていることである。
すると、プレート説の説明においては、活断層は将来の地震の原因になりうるため、あってはならないことになるが、
調べたところに見つからなかった
と一文書けば、その後は将来にわたって疑われることはない。
これで、建てた後に再調査して見つかった、とかで揉めているようだが、それは大きな問題ではない。
石田さんの説明では、地震は地下の解離水の爆縮であり、断層は地震がもたらした傷跡にすぎない。
こちらの方が、『活断層がなくても大地震がおき得る』ため、余程都合が悪い説明なのだ。
そして、この説明は、人々が怖れている、政府の予測程度の地震など、過去にはいくらでもあったことを指し示す。
白鳳の大地震に関しては、古事記にも書かれているのに、その被害の規模が人々に伝わっていない。
『土佐国黒田郡海没』
とは、どういうことが起きていたのか?
高知県の高知城の南、沖合の30km程度入ったところに、瓦作りの建物が沈んでいる。
トッポウの峰
と呼ばれるものらしい。
これは、瓦が造られはじめた年代を考えると、当時の、白鳳の時代の、大きめの神社、地方の高台にあたるものだと思う。
そして、それが、海に30km程度入ったところが沈んでいるのだから、
今後も、『平野が海に没する』くらいのことは起き得るのだ。
むしろ、 二酸化炭素地中貯留 をやっているような工業地帯は、実際には地震のリスクを年々積み重ねている。
北海道の震度7の、全道ブラックアウトに至った地震は、室蘭の東の山の麓で起きた。
室蘭の二酸化炭素地中貯留プロジェクトの広報においては、この山の含まれていない地図を出して、二酸化炭素地中貯留は安全です、地震には繋がりません、とか言っていた。
しかし、有明海でやれば熊本県で大地震、中越地震の最中にやり続けて、中越地震の余震が繰り返し長く続いた、など
地下に二酸化炭素を含ませた高圧の水を送り込み続ける
ことが、地震を誘発しない
という話は聞くに値しない。
これらは人々を惑わせるためにばら撒かれた
天動説
であり、後世の批判に耐え得ぬ脆弱な論説である。
多くの人がガソリンの一滴、1キロワット時のエネルギーの価格に一喜一憂している。
しかし、スタンダード・オイルが拡めたデマは、今でも多くの人を惑わしている。
石炭も、石油も、シェールガスも、天然ガスも、
地球の深いところから浮いてくるメタン(炭化水素)であり、原理的には鉱物であって、長期的には枯渇しない。
化石燃料説は、スタンダード・オイルが人々を搾取するための物語でしかないのだ。
彼等は、鉱物説を研究するドネツクの、ロシア帝国の人々の口を塞ぐためか、ロシア帝国そのものを解体した。
ドネツクにおいてもそうだが、
石油を掘る業者は粗方知っているが、
石炭の下には石油があり、石油の下にはシェールガスがあり、シェールガスの下には天然ガスがある。
昭和の時代に生まれた私や、私達の世代は、
石油はあと30年でなくなる、
と小学生当時に掲示板に出されていたことを覚えている。
そして、それから、サクッと30年経ったが、今でも
石油はあと30年でなくなる、
くらいの物言いが続いている。
富山の油売りも、話が長い、とはいうが
セールストークにもほどがある。
嘘をついて、嘘を広めて、
人々に安価に供給すべき鉱物資源を
化石燃料だ、使ったら無くなるものだ
と脅しつけ、
無くならないと知れたら
使ったら二酸化炭素が出て、地球が温暖化するんだ、危険なんだ
と脅しつけ、
二酸化炭素を地中貯留させて
結果として
地震を誘発する。
油売りの本性はこんなものである。
だから、ドネツクが欲しい、ロシアからそれを奪い取りたい、そういう人々に対して、
今では、多くの人が気づき、
まだ押し合い圧し合いの最中だが、
残虐な者はどちらで、嘘つきはどちらか、いずれは分かる。
勝っている、と大本営発表が言い出す時には
我々は負けているのだ。