体験談 | お金と信用の関係

「お金とは信用を数値化したもの」「信用経済」という言葉を初めて聞いたのは今から約3年前。頭や理論ではわかったつもりではいるけれども、僕自身の行動に変化があったわけではありませんでした。
先日これらを体験する機会が、その感謝を忘れないように、ここに記したいと思います。

「信用は複利で増える」

1. まず最初に「お返しは等価交換では無い」
業務上のことなので詳細を記載することはできませんが、あるお客様が僕の為に、理論上や戦略的に考えると「少し変わった選択」をされました。
この選択は4年間にわたる一つのプロジェクトの取り組みの評価であり、とても嬉しい気持ちになりました。そして驚いたことに、今まで僕の総量よりも、大きなお返しを頂きました。

2. ただし「返ってくるタイミングは然るべき時まで待った方が良い」
基本的には相手のタイミングに身をゆだねた方が良いと思います。僕の場合お返しを頂いたのはコロナショックの真っただ中でした。そのため通常の3倍くらいのインパクトがあり、本当に感謝しかありません。
もし僕が利害だけでお付き合いをしていたならば、もっと早く回収する必要があり、決してこのような結果にはなっていなかったと思います。

3.結果として「良い循環が発生する」
これにより、今度は僕が更なるお返しをしたくなるので、今まで以上に一生懸命になるのは容易に想像ができます。良い循環ってこうやって作り出されるものなんだと、ようやくわかったような気がします。

「信用は複利で増える」とはよく言ったものです。
今回の体験は「Give」や「利他」に関して考えるきっかけとなりました。
正直、過去の仕事への取り組みを振り返ると、どうしても短期的な損得に感情が支配されていたような気がします。勿論、キレイごとだけでは会社の運営はできないかもしれませんが、今回頂いた体験を胸に刻み、また感謝を忘れないように。

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