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SixTONESは柔道の団体戦だという話。

10年ぶりにCDというものを買った。
それより前で最後に買ったCDは何だったのかも覚えていない。

買ったCDとは、SixTONESのファーストアルバム、その名も『1ST』。
今ノリに乗っているジャニーズ事務所所属のアイドルグループだ。レーベルは2020年無双状態(米津玄師、LiSA、DISH//、YOASOBI、King Gnu、NiziUなど)だったソニー・ミュージック。

一言で言うと「めちゃくちゃカッケー!」。これに尽きる。

SixTONESに出会う前、私はK-POP界隈にいた。ただ青春時代、ジャニーズにもお世話になっていたので一応バカレアは見ていた。だからSixTONESに出会った時は「この人たち知ってる!!」という感じだった。

SixTONESに出会ったきっかけは、YouTubeのジャニーズJr.チャンネルにアップされた『JAPONICA STYLE』。正直、見る前はめちゃくちゃオススメしつこいなと思っていた。(本当にすみませんでした)

これをみて、「ジャニーズにも私好みのグループがいる...!」と心の中で叫んだ。視聴後、即グループについて調べた。そこでようやく6人が「バカレア組」だったことを知るのである。

SixTONESを知った今、私はジャニーズとK-POP両方に足を踏み入れている。よくK-POP界隈には一部ジャニーズをバカにする人もいる。(そのまた逆も然り)ただ今のJr.を見てもらうとわかるように、ジャニーズからデビューすることは決して簡単なことではない。その2つを比較するのは「そばとうどんはどっちが優れているのか」を問うようなものだと思う。やっぱりジャニーズにはジャニーズの良さがあるし、K-POPにはK-POPで良さがある。

ここからが本題。タイトルに込められた「SixTONESは柔道の団体戦だ」という言葉は、K-POPにどっぷり浸かっていた私が思う日本のアイドル(特にジャニーズ)のシステムだ。個人的にSixTONESというグループは、典型的なTHE・日本の(ジャニーズ)アイドルという感じがする。たとえ音楽的な面では洋楽やK-POPを感じさせる要素を取り入れているとしても。

ジャニとK-POP

ジャニーズとK-POPグループの違いをかなりざっくりまとめてみた。もちろんこれは一概には言えないし、私の個人的見解に過ぎない。あくまで私がこれまでの経験上感じていることだ。K-POPグループはデビューが決まった時から事務所が用意する宿所で一緒に共同生活する。そしてデビューして何年も経つ(そこそこ売れることが前提)とメンバーがそれぞれ独立して巣立っていく。通常デビューしてしばらくは音楽活動一本だし、出演する番組は音楽番組かアイドルが出演する番組だったりするので、「どこへ行くのも何をするのも一緒」状態になる。例えるなら、「サッカーの日本代表」という感じ。みっちり合宿をして一緒に練習していくスタイル。(なお日本のアイドルでも、韓国のエンタメ企業が関わっているJO1、NiziUはこのスタイル)

※追記:JO1、NiziUは宿舎生活をしている点はK-POPと似たシステムだが、シングル曲を発表する点は日本のアイドルと同様のシステム。

一方ジャニーズのグループは、デビューして1年目から個人活動をガンガンやらせる。(Jr.時代もドラマだったりバラエティの個人活動をさせる)SixTONESのメンバーだと各担当はこんな感じ?

・髙地優吾:バラエティ。『スクール革命!』レギュラー。
・京本大我:Jr.時代からミュージカルの経験あり。
・田中樹:バラエティ。グループだとMC担当。
・松村北斗:ドラマ。Jr.時代から数々のドラマ・映画に出演。
・ジェシー:言わずと知れたグループのバラエティ担当。
・森本慎太郎:ドラマ・バラエティを満遍なくこなすイメージ。

SixTONESは比較的バラエティ出演が多い気がする。上の記述はあくまで私のイメージだが、私が言いたいのは1年目から個人活動が多いということ。普段はそれぞれ違うフィールドで戦っているけど、楽曲を発表するタイミングで集まって同じ目標に向かっていく感じ。ここでタイトルの「柔道の団体戦」が想起されたのである。通常、柔道という競技は個人競技に分類される。ただ団体戦があるときには、違う階級の人たちが1つのチームになって団結する。そういう意味でSixTONESは柔道の団体戦なのである。(なお競泳のメドレーリレーでも可笑)

SixTONESのメンバーは普段、ドラマなりバラエティなり、個々のフィールドで日々戦っている。だからK-POPグループとは異なり、メンバー同士毎日顔を合わせるわけでもない。その証拠に、ある日のラジオ(これまた面白い)に電話で出演した京本大我氏の「最近会ってないね。何してんの」という言葉がある。最近金スマやSHOWチャンネルにはSixTONESとして出演していたが、思えば6人全員でバラエティに出演することはあまりない気がする。日本は韓国に比べて音楽番組が少ない。加えてその音楽番組にも、何週にも渡って出演するわけではないので、グループとしてのお仕事はK-POPグループに比べてあまり多くはない。(6人でのバラエティ出演、音楽番組、楽曲の準備、YouTubeの撮影くらいかな?)

上の動画では、今年1月に発売された『1ST』が出来上がるまでの過程が見れる。もちろんここでは「団体戦」が始まるので、6人全員で会議に出席し、案を出し合っている。(個人的にこういう動画を待ってた...!)普段別のフィールド(階級)で活躍しているメンバーが一堂に会して同じ目標に向かっている。尊い...。

まとめると、K-POPグループは「サッカー日本代表」システム、ジャニーズグループは「柔道の団体戦」システムだということ。デビューする前から今まで、ジャニーズの中でも特にSixTONESは、「柔道の団体戦」という傾向が強い。しつこいけれども、これはどちらが優れているかという話ではない。K-POPからジャニーズに至るまで、色々なアイドルにハマってきた私の超個人的な意見だ。(だから「オタクがなんか言ってるよ」くらいの気持ちで読んでほしい)

色々語りすぎてもはや何が言いたいのかわからなくなっているが、最後に「SixTONESにレギュラー番組を授けてはいかがですか?」ということを言いたい。今は個人活動が多いけれども、「団体戦」へのさらなる機会としてレギュラー番組が加わればこの上なく嬉しい。深夜枠とかで6人全員でわちゃわちゃしてほしい。

個人的にSixTONESで1番好きな曲を貼っとく。ちなみに『1ST』の中だと『Curtain Call』『うやむや』も好き。

ジャニーズの真骨頂。「ここまで来たか...!」というような楽曲。私は結構ボカロっぽい曲も好きなので、これがアップされた日に通常版を買おうと決めた。(それまでは3形態のどれにしようか迷ってた)

K-POPとのシステムの違い、そしてSixTONESというグループについて色々語ってきたが、私はどっちも大好き。本当に。だからファンがいらない比較をして、どちらかをバカにするような発言が好きではないし、許せない(菊池風磨の気持ちで)。どちらもデビューする前から今まで数々の困難を乗り越えてきた精鋭たちだ。私はこれからも温かい目で見守っていきたい。

ではでは最後まで読んでいただきありがとうございました!
らびゅー❤️

(トップ画像はお借りしました)

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