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アイドルオタクが見るSnow ManとSixTONESの根本的な違い。

2020年、ジャニーズ事務所から2組のグループがデビューという夢を叶えた。その名もSnow ManとSixTONES。ファンからは合わせて「スノスト」と呼ばれている。

Snow Manは9人組、SixTONESは6人組のグループ。どちら(ラウールを除く)も長い下積み時代を経てデビューし、現在ではノリに乗りまくっているグループだ。嵐がグループ活動を休止した今、「他事務所にトップの座を譲ってたまるか」というジャニーズ事務所の意地がうかがえる。

一見、アイドルオタクではない人からすると2組は同じように見えるだろう。アイドルオタクじゃなかったら私もそう思ってたに違いない(ボソッ)ただ、アイドルを推している人が見るSixTONESとSnow Manはグループとしてのスタイルや方向性が全く違う。今回はそんな1アイドルオタクが思う、2組の違いについて紹介していきたい。(ただのオタクのひとりごとなのでもちろん異論は認める)

違いその①:それぞれのウリ

スノストは各メンバーが誇りに思っている、いわば「ウリ」が異なる。Snow Manはアクロバット、SixTONESは歌という武器で日々勝負している。それぞれのデビュー曲はまさにこの違いを表現したものとなっていた。

まずSnow Manの『D.D.』。この曲では、メンバーがウリにしているアクロバットがこれでもかというくらいに展開されていく。曲自体もレーベルであるavexのスタイルを感じさせるようなサウンド。公式にアップされているダンスバージョンもチェックしてみてほしいが、とにかく前後左右への移動が激しい。一言でまとめると、「これ1週間続けたら絶対痩せるだろ...!」という曲(笑)(その前にアクロバットできない...)

続いてSixTONESの『Imitation Rain』。楽曲はあのX JAPAN、YOSHIKIさん提供。X JAPANを感じさせる歌詞だったりサウンドが随所に感じられる。まさにロックという感じ。滝沢氏がYOSHIKIさんに直接デビュー曲プロデュースを直談判したらしい。KAT-TUNのデビュー曲を彷彿とさせるような気合の入れよう。(『Real Face』はスガシカオさん作詞、B'zの松本孝弘さん作曲です)この曲ではメンバーはあまり踊らず、歌で勝負してきてるなと感じる。公式にレコーディングの様子もアップされているので、そこでも彼らの曲に対するこだわりが垣間見れる。

デビューしてから1年間で2組は多様なスタイルの曲を発表してきているが、彼らのスタイルだったりウリは変わっていないような気がする。今後どうなっていくのか、楽しみである。

違いその②:ついているファン層

スノストはついているファン層が体感違う。Snow ManはTHE・アイドルオタクというファンがついているような気がする。だからなのか、新曲を発売した時の初動がエグい。Billboard JAPANによると、最新曲(3rdシングル)の『Grandeur』は発売初週だけで80万枚を超えている。いくらCDが売れない時代と言ってもこの数字はエグすぎるほどエグい。「ジャニーズはサブスク解禁してないから」という反論はあるにしても、3形態でかつ豊富な特典が入っているわけではないことを考えると、これはものスゴい数字であることに違いはない。

アイドルオタクにも様々なスタイルがあるが、「積む」タイプは代表的なスタイルの1つだろう。恐らくSnow Manは、このようなTHE・アイドルファンというタイプが多いのではないかということが予想できる。それが売上という数字に反映されているというか。

対するSixTONESは、売上という意味ではSnow Manより控えめ。(もちろん、このサブスク時代においてスゴいことに変わりはないのだが)同じ3rdシングルで比較すると、SixTONESの『NEW ERA』はORICONで初週44万枚と発表されている。Snow Manの売上を知ると「あれ?」と思うかもしれないが、別にSixTONESの人気がないわけではない。これはSixTONESが、THE・アイドルファン以外の層(邦ロックのファンやジャニーズグループには珍しいと言われる男性ファン等)にウケている可能性を秘めていることを意味する。メンバーがバラエティやドラマ(映画)、そしてラジオ(オールナイトニッポン)等で活躍していることを考えると、SixTONESはサブスクを解禁したら結構良い線までいけるんじゃないか...?と個人的には思う。ジャニーズ事務所さん!ソニーさん!ぜひSixTONESのサブスク解禁をご検討ください!

まとめ

今回は長年アイドルを推してきた私が個人的に思う、Snow ManとSixTONESの根本的な違いを語ってきた。特に今までアイドルに興味がなかった人には、「こんな違いがあるのかー」とか「アイドル市場は面白いな」という軽い気持ちで読んでいただきたい。そしてあわよくば沼に片足を突っ込んでほしい(笑)それくらいの魅力が2組にはあると思う。

現在、K-POPや日韓合同プロジェクトで生まれたグループなどが誕生し、アイドル市場は今まで以上に熾烈を極めている。嵐が休止したタイミングを狙って、他事務所はこれからもどんどん日本市場に攻めてくるだろう。そうなった時も、2組にはジャニーズ事務所としてのプライドを見せていってほしい。そして他のグループと切磋琢磨しながら、日本のアイドル市場全体を盛り上げてくれることを陰ながら願っている。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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(トップ画像はお借りしました)

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