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試打(ハイブリッドMK)


埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識、用具の試打レビューなど自分が書きたいことを投稿しています!!

今回は、ティバーから新たに発売される裏ソフトラバー「ハイブリッドMK」を試打した感想です。

この「ハイブリッドMK」、発売前から既に話題となっているため、知っている方も多いと思いますが、念のため簡単に紹介しておきます。

今回、このラバーが注目されている最大の理由は、ティバー契約選手である「松平健太選手」が使用することを目的として共同開発されたラバーだということです。

なのでラバーの名前にある「MK」は「松平健太」のイニシャルを使ったものになっています。

ちなみに、発売は12月22日の予定です。

このラバーのキャッチコピーは「ケンタが認めた新次元ラバー」です。

メーカーのホームページには松平健太選手やティバー・アジア地区ゼネラルマネージャーであるG.C.フォスター氏のコメントも掲載されているので興味のある方は見てみて下さい。

TIBHAR

それでは本題である試打の感想を書いていきたいと思います!!

もちろん、忖度なしです(笑)

今回、ラバーを貼って試打をしたラケットは2本あります。

1本目は、カット用ラケットで現在も愛用している「松下プロモデル(廃盤)」です。

貼ったラバーの厚さは「2.1㎜」です。

重さについては参考になるか分かりませんが、一応載せておきます。

バック面に粒高ラバーを貼った状態で「129.1g」、フォア面にラバーを貼って「180.7g」、なのでラバー自体の重さは「51.6g」でした。

2本目は、ティバーの攻撃用ラケット「ハイブリッドACインサイド」、ラバーは「ハイブリッドMK」と「ハイブリッドK3」という組み合わせのラケットです。

ラバーの厚さはそれぞれ「2.1㎜」です。

写真は撮り忘れ、重さも分かりません(笑)

実は、今回の試打は大学時代の後輩であり現在ティバー契約コーチである小野達也コーチの卓球場「TTS OHANA卓球クラブ」で行いました。

「TTS OHANA卓球クラブ」

なので小野コーチの持っていた攻撃用のラケットが2本目の試打ラケットとなりました。

「ハイブリッドMK」は現在発売している「ハイブリッドK3」の研究がベースになっているということで「ハイブリッドK3」との違いも確認することができました。

まず、「ハイブリッドMK」を試打した第一印象は「柔らかい」でした。

「ハイブリッドMK」のスポンジ硬度は「48°」なのですが、感覚ではもっと柔らかく感じました。

トップシートだけの柔らかさではなくスポンジで球を持つ感覚もあり、不思議な柔らかさでした。

ただ、柔かすぎるという感じではありませんでした。

ドライブを打ってみると、回転はかけやすかったです。

引っ掛かりもあるのですが、引っ掛かりが強いというよりもボールをラバー全体でしっかりと掴んでいるという感覚に近いかもしれません。

弾みについては、思っていたよりも飛距離が出しにくいと感じました。

正直、「ハイブリッドK3」の方がボールが深く入り、威力のあるボールが出しやすく力を伝えやすかったです。

これは「ハイブリッドK3」のスポンジ硬度が「53°」と硬いこともあると思うのですが、打ち方の問題も影響していると思います。

「ハイブリッドK3」はハードヒッター向けで自分からガンガン攻める人向けに対して「ハイブリッドMK」は相手の回転を利用しながら手元でしっかりとボールを持って打つ人向けだと感じました。

下回転を打つことが苦手な人にもオススメだと思いました。

そして「ハイブリッドMK」を試打して個人的に驚いたのは、フォアよりもバックで打った時の回転のかけやすさでした。

前陣で回転をかけようとした際に、連続でオーバーミスをしてしまいました(笑)

弾み過ぎてオーバーミスしたのではなく、明らかにボールを持ち過ぎてのオーバーミスでした。

バックで回転をかけるのが苦手な人にはオススメだと思います。

サーブは個人的に切りにくく感じました。

回転がかからないといわけではないのですが、自分はバックサーブを出す際にぶつけながら擦るため、ラバーでボールを持ち過ぎてしまうと逆に力が伝わらず最終的に滑ってしまうので、自分には合っていませんでした。
※上手く表現できず、すみません・・・

ただ、ここに関して完全に好みです(笑)

続いて自分のカット用ラケットで試打をしました。

先に試打をしたラケット(ハイブリッドACインサイド)と比べて明らかに弾まないラケットなのですが、打ってみると思っていたよりも弾みは落ちず、ここも少し驚きました。

肝心のカットをしてみると可もなく不可もなくといった感じでした。

弾み過ぎることなくコントロールもしやすかったです。

個人的には硬いラバーが好みなので、どちらといえば「ハイブリッドK3」の方が自分には合っている気がしました。

結局、自分のラケットではなく借りたラケットでの試打がメインになってしまいましたが、いい意味でとても個性のあるラバーだと思います。

今回の試打で松平健太選手の求めているものや感覚が少しですが理解できた気がしました。

今後、機会があればアウタータイプのラケットでも試打をしてみたいと思います。

ということで簡単でありますが、ティバーの新製品ラバー「ハイブリッドMK」を試打した感想でした。

伝えたいことが上手く伝わっていない場合はお許し下さい(笑)

少しでもお役に立てたなら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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