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作業療法士とは

こんにちはポンコツ1年目作業療法士のChiiです。
今日は『作業療法士って何?』をテーマにした話をしたいと思います。

作業療法士と聞いて何を思い浮かべますか?
まず名前自体を聞いたことがない人もいるかと思います。

仕事内容
障がいのある人の身体機能回復や維持、向上を図るためにリハビリテーションを行います。
例えば交通事故で体が動かなくなった人、骨折してしまった人、脳出血により麻痺を患った人などにリハビリを行います。
生まれた時に小児麻痺を患った子供〜認知症や廃用症候群になったご高齢の人まで広範囲な年齢層が対象です。
食事や入浴などの身の回りの動作、仕事や趣味などの社会的活動などできない動作ができるようにサポートするのが作業療法士だと考えています。

職場
病院(身体・精神・小児)、介護老人保健福祉施設、地域包括支援センター、保健所など

理学療法士(Physical Therapist:PT)と作業療法士(Occupational Therapist:OT)の違い
PTは立つ・歩くなど基本的な動作ができるように運動療法や電気療法を行います。
OTは食事や歯磨き、入浴など身の回りの応用的な動作ができるようリハビリテーションを行います。

作業療法士の魅力
作業療法士(OT)は理学療法士(PT)と異なり精神面のサポート「心のケア」も実施できることがOTの特徴だと思います。病気や障がいを患い好きな活動や生きがいとなる活動を失ってしまった方に体と心のリハビリテーションを行い、それらの活動や生きがいを再獲得する手助けを行うこともOTの魅力だと考えています。患者さんの笑顔や成長する姿が見られると嬉しい気持ちになります。

患者さんと接する上で心がけていること
病気や怪我など様々な理由で入院している人は、身体機能だけでなく精神機能も低下している可能性があります。例えば障害や怪我を患い、「数日前までこんなはずなかったのに」、「自由に動けないなんて嫌だ」など様々な悩みを抱えていると思います。中にもリハビリをやる気がない人などもいます。
このような人に対してリハビリする時に心がけていることは、話を聞いてラポールを築くことです。 

ラポール=信頼関係

1度話しただけでラポールを築くことは難しいので数回のリハを通して築いていきます。その時に大切なことは、
相手の目を見て話を聞く、話す
話を傾聴する際は頷きや相槌を適度に行う
適度な距離を保つ(心の距離も大切)ことだと思っています。よいラポールが築けるととリハビリに消極的な方も悩みを話してくれたり、リハビリに興味を持ってくれたりします。そこからリハビリをやってもらえるよう流れを作るのがリハ職の役割だと考えています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。1人でも多くの方に作業療法士のことを知っていただけたら嬉しいです。
また次の記事で会いましょう



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