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選んでゆく

さて、大学3年次の授業が終了しました。

年次を重ねるごとにサボり方を覚えてゆき、来たる成績表に初めてどきどきしています。


3年次が終わるということは、同時に卒業後の進路についても考え始める必要が出てくるわけでして。

高校卒業が見えてきて受験勉強をはじめる頃とは大違いな視野の広さに呆然としてしまいます。決まったことなんて何ひとつないし、「みんな」とか「普通」などの言葉の惑わせパワーも格段に下がっていますので、指標はこの身だけな感じがしています。


何がしたいのか、何はやりたくないのか、そういうことを知ってゆくのはまあまあ面白い。だからこそやりたくないことをやらなきゃいけない状況に陥る未来を想像して喉がひゅっとなります、構造ヤバすぎ。

そして、ただでさえ人から見られているときの自分を気にしすぎたり無駄に俯瞰して見てしまう癖が悪い方向に働くタイミングもあり最悪な状態になる時もあります。ひえー!

あと、そのフェーズでしか使わない単語がキモすぎる!友達に講義を休む理由を聞いたら「GD!」って返ってきてGood Dayの略かと思ったらグループディスカッションでした。もうDAIGOじゃん。

あとあと、結局入ってからじゃないと分からなくない?ってことが多すぎてヤケになりそうになる。前に出てくる人は本当に全員良い人に見えるし、全部良い職場に見えるよ。


といった感じでかなり自分のことしか考えられない状況ですが、2月は楽しみなライブの予定が結構あるので全然平気なのであります。

むしろ今ちょっと前までのやる気のなさからは考えられないほど行動に起こし始めていてびっくり、元々じっとしすぎていただけなのですけどね、


先日はついに堂前さんがIPPONグランプリに初出場していました。好きな芸人さんがどんどん活躍の場を広げていて、それだけで日々の肥やし。

もう今や当たり前になってるけどテレビでこんなにかまいたちが重宝されるなんて正直思ってもなかったので、上京直後の状態を思い出し比較するとそれだけでとんでもなく生命力が湧いてきます。2人が繰り返す「怠惰を求めて勤勉に行き着く」を反芻して、目の前のことをしっかり、やっていこうと思います。こっから長いぞ〜。


そういえばこの前秩父に行きましてね。

それはそれは楽しかったです。最近卒業までにやりたいこととして海外旅行を挙げていたりしたのですが、どこに行くかよりいつ誰と行くかなんだなと思ってしまいました。絶対その土地でしか見られない景色、得られない学び、必ずあるはずなので完全に選択肢から消えたわけじゃないけれども。

現状維持ってとても難しい、自分の状況も世間も世界も必ず変わっていく中で現状の生き方を維持しようというのはとても難しいんだけどかなり目標。成長しながらも今大事なものを抱え続ける、守り続けるためには自分はどうしたらいいか、そういうことを基準にして様々選択している最近なわけです。


前述の通り自分のことしか考えられない状況ではあるのですが、幸い焦っているわけではないです。

焦るべきこともあるのかもしれないけど、とにかく焦りや不安に弱いもので(みんなそうだよね)、どっしり構えるために好きなものに助けを求めている生活で、それはもうここ何年も変わりないのです。

時々、あまり趣味のない友人から趣味がある人はいいよねと言われることがありますが、なんと返したら良いのか分かりません。「じゃあ何か見つければ?」という返しは非常にナンセンスであり、きっとその人は「没頭できる趣味に出会えた人はいいよね」という意味を内包しているように思えます。

趣味を見つけたいと思って色々なことを実践してみればいい、出会えるように動けばいい、というのも一種の正論ですが、たまたま出会えたものに惹かれてゆく感覚と探して探してたどり着いたものでは感じ方が違うように思います。恋人が欲しいと思っているけど出会い系は嫌だという人の心理がここにもあります。


理想があるのに甘えてると思う人もいるかもしれないけど、本当に趣味が欲しい、このままではいけないと思うレベルまで来た人はある日突然盆栽を整え出したり陶芸を極め出したり、驚くほど能動的になる気がします。好奇心と危機感以外に人を突き動かすものはあまり存在しないと思います。

話が逸れましたが、私も胸のうちにある好奇心や危機感を抱いて少しずつこれからを決めていこうと思いますー!原動力になっているすべての娯楽に出会えた運命に感謝!

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