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佐久間宣行 お笑いの歴史を語るラジオ

テレビプロデューサー佐久間宜行のオールナイトニッポンで、何か月か1回にゲストとして登場する構成作家オークラ氏とのトーク対談が実に面白い。

お笑いの歴史を縦軸に、その時代その時代で感じたことを横軸にしたトークが胸を打つ。
熱が入りすぎて毎回時間切れになるところも感動的だ。

40代後半の彼らは思春期にダウンタウンの笑いが直撃した世代である。
ガキの使いやあらへんで、ごっつええ感じの影響をモロに受け、裏方としてその呪縛からいかに逃れて新しいお笑いを作られるかの葛藤が垣間見える。

ダウンタウンとは違う笑いを目指し、
めちゃイケ
はねるのトびら
やりすぎコージー
エンタの神様
レッドカーペット
が次々と生まれた。

ただ同じ演者が同じ箱で笑いを取り続けることは難しく、ほとんどが視聴率低下とともに終わりを告げた。
お笑いはロックバンド同様鮮度なんだとわかる。

ゴッドタンが深夜に潜り込み視聴率との戦いを避け、キス我慢選手権やマジ歌選手権の円盤で稼ぐ方法を最初から計算していたことが今の存続につながる。

佐久間が新たに手掛けたあちこちオードリーが今テレビの中で一番楽しみである。
こちらは配信ライブで資金を捻出して長寿化を目指している。

おわらいはおわらない。