青年団 銀河鉄道の夜
こまばアゴラ劇場サヨナラ公演第二弾。宮沢賢治の代表作を平田オリザがフランスの子供たちに観てもらうために1時間に収め配役も少数で挑んだ作品。
学生時代はほとんど本を読むことはなく宮沢賢治も完全にスルー。この歳になってようやく出会うことができた。
人間は生まれた時から1人でばらばらだけど宇宙から地球を見れば一つの点に過ぎない。世界中で繰り広げられる醜い争いがちっぽけだと気づかされる救いの言葉だった。
カンパネルラとの銀河鉄道の旅を経て本当の幸せとは何かを考えるジョバンニ。そしてこの旅の思い出がお守りとしてずっとずっとジョバンニの心に残っていくだろう。
そしてこの劇場での思い出が私の心の中にも同じようにずっと残り続ける。40年間大変お疲れ様でした。